先日テレビで、家具職人を目指す21歳の女の子のレポートを
やっていた。
その女の子が働く家具製作会社は、古い師弟制度体質でびっくり
した。会社名は忘れたけど、高級レストランや高級ホテルに特注の
家具を収めているらしい。
本採用になるためには1週間の試用期間があり、そこで適正が
ないと判断されたら辞めなければならないという。
適正って何・・・?
やりたいという気持ちがあれば充分適正なのではないだろうか?
そのNさんという女の子は、外国語大学を卒業したばかりの
朴訥とした子。
他の新入社員は、みな工業高校を卒業したばかりの子達。
他のみんなは工業高校でネジやドライバーの扱い方に親しん
で来たけれど、Nさんだけ経験がないから自分だけ出来ず失敗
ばかり。こうゆう環境、すごく焦ると思う・・・。
研修生には毎回その日の終わりに、先輩達から紙にコメントが
寄せられる。
「作業に愛情がない」とか「作業が雑」とか「考えてない」とか書か
れている。・・・。

めちゃ凹むだろうな。
それはともかく、出来ないからって先輩から
頭はたかれ
てた・・・!
そして社長は、Nさんに寄せられた先輩達のコメントを見てNさん
に追い討ちをかけて怒る。
「ムダに学歴ばっかりあって使えない奴メ」みたいな事を言って
いる。社長のコンプレックスの裏返し?
フツー先輩は厳しくても、トップは「まぁまぁ」みたいな感じで大ら
かに割って入ってあげるものでないの?
でも社長まで一緒になって右も左も分からない入ったばかりの
子羊ちゃんをギャンギャン追い詰めると言う事は、きっと社長も
若い頃、そんな試練に耐えて這い上がって来たんだろうな・・・。
社長にそんな事言われたら、21歳の女の子だもん。めちゃ
ショックだろうな。採用するかクビにするか、権限を持っている
のは社長だし。実際、Nさん泣いてた。
社員は寮生活。
食事は決められたものを当番で作るのだそうだ。
家族にも
電話はしてはダメで、連絡を取りたい時は
手紙という手段しか許されていない。
・・・??なぜ??
そんなこんなで絶望的になりながらも、劣等生扱いのNさんは
おそらくやる気だけで認められ、かろうじて本採用にこぎつけた。
そこからもビックリするのが、本採用になった人は男でも
女でも丸坊主にしないといけない。
バリカンで髪を剃られる様子が映されていた。絶句・・・。

何で?全く意味分からないんですけど~。
これについても理由は説明されていなかった。
職人の世界には職人の考え方があるのだろうけれど、
こんなやり方でなくても腕は磨けると思うのですが・・・?
それでもやりたい人を残すためのテスト?
それともテレビ上の演出?
でもNさんはそんな試練がありつつも、家具職人になりたいと
ハニカミながら目を輝かせて語っていた。
今時こんな世界があるのだな~と思った。
私も業界は違えども、修行をしている身分。
厳しいと思う事もあるけれど、ここまで理不尽な事はないよ。
Nさん、がんばってね。