先週は関西方面の見学に行っていました。
京都、三重、和歌山と3件訪れたのですが、中でも
特筆すべきは三重県の赤目自然農塾 でしょうか。
■赤目自然農塾の畑
自然農・・・。土を耕さない。雑草も抜かない。
有機農法よりも更に自然に配慮した農法らしいという
断片的なことしか知りませんでした。
なぜ興味をもったかと言うと、耕しもせず、草も抜か
なくていいなら楽でいいじゃん♪ でも本当にそんな
やり方で作物は育つの? どれどれ自分の目で実際
確かめなくては・・・という思いから。
私が今までみてきた有機農法の畑では、種を蒔く時、
畑の全面を耕していました。畝じゃないところもとりあ
えず全面雑草がない、黒いフカフカの土の状態に戻
していました。
でもこの自然農法は、畝の上に生えている雑草も本当
に生やしっぱなし。耕すのは、種を蒔くほんの周辺だけ
でした。しかも、肥料として生ゴミを直接、発酵もさせず
にそのまま畝に蒔くし。種を蒔いた箇所からは少しずら
して蒔くのですが、生ゴミを直接畑に・・・!!
大胆さにビックリしました。
でも説明を聞いていると意外と理論的で理解できる範
疇にあります。
で、肝心な出来上がった作物の方ですが、塾で採れた
にんじんと大根を掘らせてもらったところ、とても小さかっ
たです。↓これで完成なのだそう。
■大根の完成品~
その畑は笹の林だったところを開墾したばかりなので
笹の根が残っていて、あまり成長できなかったそうです。
根が無い畑であれば、一般的な店頭で見られるような
大きさにまでちゃんと成長するようですよ。
で、肝心な味の方ですが、味に問題はありませんでした。
見かけはしょぼしょぼだけど、ちゃんと美味しかったです。
この自然農塾の師匠、本物の仙人かと思いました。
見た目もさることながら、話しの内容や生き方そのもの
が仙人です。
■塾生に説明を施すお師匠
話し方はお世辞にもうまいとは思えなかったのですが
聞いていると欲張ったところがなく、けれども生き方の
芯は持っていて、どんどん師匠を見る目が変わってき
ました。これだけ多くの塾生が集まるという事は、師匠
の人徳だと思います。言動も一致しているのだという
事も何となく分かります。
お話の中で、自然のものを「いただく」「生かされる」と
いう言葉がたくさん出てきました。
自然農では自然を管理するのではなく、自然の摂理
に従って、その中から余ったものを人間がいただく・・・
という考えが根底に流れているようです。
あくまでも主人公は自然や生態系。
私だったら、あんなしょぼしょぼの大根が採れたらブー
ブー愚痴りそうなところですが、彼らにはあれでも自然
からいただいた「恵み」で「感謝」なのです。
私はまだそこまでの境地に至れないので何か尊敬し
ます・・・。究極のナチュラリストですな・・・。
その他驚いたのは、この自然農塾には、全国各地から
毎月通っている人が多いという事。総勢百名以上。
関東、九州などからも定期的に来ている人がいるのです。
しかも、20~30代の人が多い。女性の方が若干多い
でしょうか。熱心な方が多いのですね!
この塾に来て、確かに自然農の素晴らしさは少し分か
りました。自分でも半分自然農で試してみたいカモ。