我々が来るべき携挙にあずかり、かつ永遠の命を頂いて、天国に召されるためには、「聖霊」に宿ってもらう必要がある。まず最初に次の聖句を見てほしい。
| 「あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。」 『エフェソの信徒への手紙』1:13-14 |
このように「聖霊」とは、我々が御国を受け継ぐ、すなわち携挙されて天国(千年王国)に召されるための「証印」なのである。では、聖霊とはどのようなものなのかを見ていくことにしよう。
まず、キリスト教における「聖霊(Holy Spirit)」とは、神の三位一体(さんみいったい)の、一つの位格として理解することができる。すなわち、
- 父なる神(創造主)
- 子なるキリスト(救い主)
- 聖霊なる神(内に宿る神、導き手、助け主)
という三つの「位格」で、一つの神の本質を共有しているとされている。また、聖霊は単なる「力」や「影響」ではなく、人格を持つ神ご自身である。聖書では、聖霊が「教え」「導き」「悲しむ」といった人格的行為を行うことが示されている。
| 「神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです。」 『エフェソの信徒への手紙』4:30 |
「贖いの日に対して保証されている」とは、「主の日(神の裁きの日)」が訪れた際に患難に遭うことなく、救い出されることが保証されているということである。なお、聖霊は聖書の中で、しばしば次のような象徴で表されることが多い。
- 風(霊・ルアハ):目に見えず、力強く動く存在(ヨハネ3:8)
- 火:心を清め、燃やす神の臨在(使徒2:3)
- 鳩:平和と神の承認(マタイ3:16)
- 油:聖別と力のしるし(イザヤ61:1)
次に、「聖霊の働き」について見ていきたいと思う。まず第一に、「救いの確証」を与えるということである。人が神の御前で自らの罪を告白して悔い改めること、また、イエス・キリストを「救い主」として受け入れ、「十字架上の罪の贖い」と「死からの復活」を信じるとき、聖霊がその人の内に宿り、神の子としての新しい命が与えられるだろう。
| 「自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。」 『ヨハネの手紙一』1:9 「だれでも神の御霊によらなければ、イエスを主と告白することはできません。」 『コリントの信徒への手紙一』12:3 「キリストも、(人類の)罪のためにただ一度苦しまれました。正しい方が、正しくない者たちのために苦しまれたのです。あなたがたを神のもとへ導くためです。」 『ペトロの手紙一』3:18 「もしあなたの口で『イエスは主である』と告白し、あなたの心で、神がイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。」 『ローマ人への手紙』10:9 |
聖霊の第二の働きとは「導きと教え」である。聖霊は、信じる者を真理へと導き、聖書の意味を悟らせてくれるだろう。
| 「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。」 『ヨハネによる福音書』16:13 |
聖霊の第三の働きとは「力を与える」ことである。『使徒の働き』2章には、ペンテコステ(五旬節)の日に聖霊が弟子たちに降り、宣教の力を与えたことが記されている。
| 「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受ける。」 『使徒の働き』1:8 |
最後に、聖霊の第四の働きとは「内なる変化を与える」ことである。これを「聖化」ともいう。聖霊は信じる者を内側から変え、神(主イエス)の性質に似た者に変えていくことだろう。
| 「御霊の実は、愛・喜び・平安・寛容・親切・善意・誠実・柔和・自制です。」 『ガラテヤの信徒への手紙』5:22-23 |
上の聖句の9つの聖霊の特徴の中で、私自身が「聖霊内住のバロメーター」として特に重視しているのは「喜びと平安」である。聖霊に満たされている人は、例外なく「心の底から湧き上がる静かな喜びと、心の平安」を体験しているはずである。この喜びとは、罪を赦された喜びであり、また、永遠の命を頂ける確証を得たことによる喜びである。
この喜びの大きさに伴って、我々は神(主イエス)を深く愛せるようになるだろう。また、神の御言葉に対して従順に従うようになり、信仰心もより深くなるのである。なお、赦された罪や人生における苦難が大きければ大きいほど、聖霊に満たされた後の喜びは大きくなるのである。このような人は、神との関係がより深まることになるだろう。さらに、天国に帰った後の祝福と喜びも大きくなると夢想している。
| 「義のために迫害される人々は、幸いである、 天の国はその人たちのものである。わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」 『マタイによる福音書』5:10-12 だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」 『ルカによる福音書』7:47 |
我々聖徒は、以上のような聖霊の働きを体現することで、神の御心を実現し、教会を建て上げることを人生の目的としているとも言えるだろう。なお、「聖霊を宿すこと」と、「聖霊に満たされること」は、本質的に意味と目的が異なるのであるが、この件については、また改めて記事にしたいと思う。
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