エル子さん
エル子さん
あなたは1991年4月4日に生まれたんだよね
生後45日という 今の時代ではあまりありえない日数で
うちの実家の子になってくれました
家に来た日の体重は2.9キロ
今の咲妃よりも小さかった
可愛いラブラドールの赤ちゃん
もっとお母さんや兄弟たちと一緒にいたかったろうに
人間の都合で あなたを早くひとりぼっちにしてしまいました
家に来てすぐ 原虫 アカラス 続けざまに発症して
その後もお腹が丈夫でなく ことあるごとに痛い思いばかりしてた
そのために充分なしつけもしてあげられなくて
あなたの良さを たくさんの人に
知ってもらうことが出来なかったことを
許してください
10歳のお正月にあなたは倒れて
でもそのときはもう 私は実家を離れていて
あなたのために何もできなかった
もっと犬の健康管理についてしっかり知っていたら
あなたにあんな病気を背負わせることもなかったのに
詫びる言葉すら 見つからない
懸命に生きていたあなたに
優しく出来なかったこともある
あなたの看病で疲れを溜めていく母を
見ていられなかったこともある
今でも罪悪感で胸が張り裂けそうになります
あなたは2005年2月24日の午後3時すぎに
虹の橋を渡っていきましたね
明日で あれから1年が経ちます
明日の東京の天気予報は 曇りのち雨または雪
あなたがそちらへ行った日と
まるで同じ天気になりそうです
1年間ずっと考えている
あなたにたくさん酷いことをしてしまった とか
あなたのために出来ることが もっとあった とか
あなたのためにと思ってしたことが
あれでよかったのか どうなのか とか
反省をいかせずに
魁人や咲妃に悲しい思いをさせることもたくさんあります
そのくせ 魁人や咲妃が病気になったり
しつけがうまくいかないときに
「エル子さん 助けて」と
虫のいいことを言っている
私を許してください
今でもあなたを愛しているけれど
ありがとうという資格は私にはない
ごめんなさい あなたのために
なにひとつ良いことをしてあげられなかった
与えてもらうばかりだった
私を許してください
・・・それでもきっと
今のあなたは元気いっぱいで
虹の橋のたもとで走り回っているね
皮膚のできものは 消えましたか
もう血は出ていませんか
股関節は痛くありませんか
大好きな林檎を 好きなだけ食べても
痛い注射をしなくていいんだよね
目は見えていますか
私たちが見えていますか
あなたが最期まで愛をくれた私たちは
今もここから あなたを思っています
