SOMEDAY | NOAH DIARY~犬のためのセラピー日記

SOMEDAY

魁人が家に来たのは去年の12月でしたが、

そのとき魁人は既に8ヶ月になっていました。

もはや子犬とは呼べない風体になっていて、

しかもペットショップにずううっといたので、しつけはされていないし

人や犬を怖がることはないものの、社会性には乏しい子でした。


去年のクリスマスにお客様が見えたとき

わんちゃんを連れてきたお友達がいて

そのわんちゃんと遊びたいんだけど、魁人はやりすぎてしまって

相手のわんちゃんがしんどくなってしまうほどでした。

お客様の中には私の先生もいたんですけど

その先生に「なゆちゃん(改名前の名前)はこの子と違って

社会性がないわね」って言われてしまいまして・・・

そんなこと言われなくてもわかっているけれど、

それで死ぬほど悩んでいただけに、ショックでした。

そりゃ魁人は当時ダメな子だったかもしれないけど、

人間の社会に出てきてまだ2週間しか経っていなかったのです。

私と魁人だってまだお互いをよくわかっていない中で

必死でどう暮らしていくかを模索していた、そういう中での爆弾発言でした。


魁人を訓練に出したのはそういうきっかけがあったのでした。

だから、無事に半年の訓練を終えて、試験まで受かったことが

私にとってはまるで奇跡。

自慢しているんじゃないんです。ただただありがたくって・・・

もちろん魁人はダメな子じゃない、いえ、どんなわんちゃんもダメな子じゃなく

人間の接し方やしつけ方でいかようにもなるんだし

何よりも、飼い主が犬を信じてあげることと、

他にどんなに出来る子がいたとしても、

誰とも比べずにその子なりのいいところを見てあげることが大切なんだって

そういうことどもを、魁人が教えてくれたように思います。


今日も公園で、他のわんちゃんたちと仲良くお付き合いできたし

他の飼い主さんたちにも吠えたりしませんでした。

・・・かっこいいぜ、魁人!いい子だよ、咲妃!!やれば出来る!!!

ママは涙が出そうでしたよ。

あの悪夢のクリスマスから9ヶ月、

こんな嬉しい日が来るなんて、本当にありがたくて。


だからもしも今、困っている飼い主さんがいたとしたら

いつか必ずいい日が来るから、訓練に出すなり、飼い主さん自身が

犬との接し方を勉強しなおすとか、とにかく諦めないで

何かの努力をしてほしいなって思います。

いつか必ず、諦めなくてよかったね、って

笑える日が来るから・・・。