私が家族旅行紹介をしようと思ったきっかけ☆3 | 年末年始まだまだ間に合う!子連れ旅行♪♪

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前回の続きです。


元旦に初詣に出かけた見知らぬ県で(私にとっては初めて訪れる地)、渋滞に巻き込まれオットが山道の抜け道を走って帰る、と言い出したお話まででした。


「オレは若い時走り屋だったから、この辺の山の道は全部知ってる!」と得意げに豪語するので任せたのですが、しばらく走っていると、なんだかさっき見たような道に出ました。


(ちなみに、まだナビなんてものはない時代でした。車は当時オットが大切に乗っていた宝物・エボ6。ランエボだったからめちゃくちゃな山道も進めたのかな、という気がします。
異常に金食い虫な車&ファミリーカーに程遠い車で、常々私はこの車の存在を苦々しく思っていましたが、この時ばかりはランエボ様様でしたw。)


車に関しては口を出すとオットは不機嫌になるので、黙って任せていましたが、またさっき見たような道に3回目に差し掛かった時に、我慢できずに「ここ、さっき通ったような気がするよ」といいました。


オットも、「う~ん。この道でいいはずなんだけどな~。」といいながら、時にはさっきと違う方向に曲がったりしながら進むのですが、必ず同じ場所に出てしまいます。


どの方向に行っても、さっきと違う道を行っても、同じ場所をグルグル…。


信じてもらえないかもしれないけど、これが俗に言う「きつねに化かされる」っていう状態なのかなぁ~とマジで思ってしまいましたあせる


話はそれますが、「狐に化かされる」って本当にあると思いますか?


私はあんまりこういうのは信じない方だったのですが、あの時以来、信じるようになりましたガーン


ただ道を間違えただけじゃなくて、道中不思議なことが何度もあって、正直、今でもきつねに化かされたと真面目に思っています。


一番危なかったところは、車の幅スレスレの獣道で、右も左も尾根の山のてっぺんの稜線(?)みたいな場所に出てしまったり…。


下手をしたらザザザ~と崖を滑り落ちていってしまいそうな道で、後にも戻れず、じっとしていたらやわらかい落ち葉まじりの土に車が沈みそうで、私が車を降りて、左右両サイドの土の具合を確認しながら、私の後に続いてオットの車が進む、みたいな所もあって。


で、危機を脱したと思えば、人も住んでいないような山のめちゃくちゃ奥なのにご夫婦でコートも着ずに背中にかごを背負って歩いていて(お正月の超寒い日にですよ!)、その人たちが「この先しばらく行くと普通の道に出ますよ」と教えてくれたので、あ~~ありがたい♪と思って何度もお礼を言って進んでいったらどんどんひどい道になって、また崖スレスレの道に出たり…。


崖から落ちそうな道へとどんどん誘導されているような気がしました。


あまりにも怖すぎて、私の手には、さっき初詣に行った神社のお守りがずっとありました。


家に帰ってお守りを見てみたら、買って早々なのにシナシナ&くしゃくしゃになってました。


よっぽど怖かったんでしょうね(笑)。


狐には化かされちゃったけど、その前にお参りしたその土地の神様が守ってくださったのかなあぁ~と、非科学的なことを思っちゃったりしました。


ちなみにオットも不思議な話は私以上に信じない人で、当時のことは「狐に化かされた状態という例えがピッタリだけど、あれはオレの体調の悪さも重なって、同じような景色の山の中で方向感覚を失っていたのかもしれない」と言います。


…が、「あれはホントーに不思議だし怖かった」とも言っていますドクロ


憶測だけはいろいろあるのですが、もう一回あの道に行こうという勇気はないし(笑)結局真相はナゾのままですあせる



で、話を戻すと…。


山の中をひたすらぐるぐる回っている間に、あたりはもう真っ暗。


山の斜面のはるか下の方に、県道の渋滞の車列のヘッドライトの列が見えて無性に不安になってきました。


そのうち、イライラと不安で気分が悪くなってきてオットに言おうとすると、オットもなんだか疲れた顔をしていました。


で、その内車を止めてハンドルに顔をあてて「気持ち悪い」と…。


(なんだかオカルトちっくな話になってきましたが…)


山道をあきらめて県道沿いの広いところに車を止めて、明るいところでオットの顔を見ると、顔が真っ赤で…。


すごい熱っぽい状態になっていました。


なんだかんだ言いながら、会社の倒産のストレスがかかって風邪を引いたのかなぁ~、あ~~、なんでこんな遠いところまできてしまったんだろう、私はペーパードライバーで運転できないのに~~と後悔しきり…あせる


あたりを見渡すと「観光案内所」だったか「温泉案内所」みたいなプレハブ小屋がポツンとありました。


でも元旦の夜なので、当然中は真っ暗で無人。


そこでさらにあたりを見渡すと、県道から外れた少し先に電車の小さな駅が見えました。


とりあえずそこまでオットに車を運転してもらい、私は真っ暗な中、駅の改札に向かいました。(この時確か時間は20時位)


続く