「Aさん、最近あまり喋らないし、車椅子の移乗も体の動きが悪いんです。イライラされているし、最近、変わったことないですか」
若い支援員仲間からの相談です。
(・_・)..?
自分が先週入った時には、いつもと変わらず明るい青年だったけど…
Aさんは頸椎損傷で、胸から下が麻痺という重い障害があります。(それでも肩を使ってベッドから車椅子への移乗がギリギリできるし、ある程度腕があがるので補助具を使えば自分で食事もとれます。)
事故で障害を負ってから、様々な葛藤があったに違いないし、きっと今も“生き方”に悩んでいるのですが、
私たちには、穏やかに、「ありがとうございます」と笑って言えるようになられています。
仕事で伺うと、興味のあることを快活に話して、アレコレとこちらにも気を遣ってくださる優しい人ですが…
数日の間に、何かあったのかな?
一抹の不安を持ちながら、今日の午後、この方の部屋を訪問する予定。
人の助けを必要とするたくさんの方々と関わりますが、
健常者である自分は、その人たちの思いを等身大でわかって差し上げることはできません…
寄り添って、見守って、共感して、ご本人のできる部分を大事にして、どうしても助けが必要なことを、後ろからそっと支えるように…
……………………
時に、手を出しすぎて、ご本人のプライドを傷つけていたのかもしれないなぁ…
私たちも未熟者、失敗しながら良い支援者になります、
ご迷惑かけたらごめんなさい…