今日、朝一番で伺ったお宅は、家事援助、身体介護が必要な難聴の一人暮らしの障害者さん。
まだ50代なのに、廃用症候群が進んで、自力での立ち上がりが難しく、数歩の歩行も自力ではほとんど難しい状況。
ベッドに横付けされたポータブルトイレでの排泄も、ここ一年くらいでできなくなり、自宅での介護に限界が
彼を心から心配する親御さんが亡くなり、親身になってくれる身内がいないことで、この方は“寝太郎生活”を誰にもとがめられず、
行政が関わる頃にはかなり不衛生な環境にあったようです。
近々、入所が決まりましたが、ご本人にとっては、住み慣れたご自宅の方が幸せなのかなぁ
今日はショートステイからの帰宅受け入れ後、男性支援員Ｇさんの介助で、自宅で入浴。
ご本人、全く立ち上がらず、浴室内での３歩の移動さえ介助者に身を任せるので、Ｇさん、息があがります
tamaはその間に食事準備、ベッドメーキング、洋品の整理、着替えセット、などなど。
お風呂から出て来た利用者様はサッパリされてますが、
Ｇさん、湯気が立つほどの汗だくでハァハァゼェゼエ、です。
筆談でコミュニケーションとりながら、食事介助、排泄介助して、ショートはどうだった？などなど雑談しようとしましたが、
ご本人様、早々と
「寝る。」
とベッドを指差しています。
う～ん、少し家の中、歩きませんか？
せめてもうちょっと座ってお話しましょう、
「寝る。」
歩けなくなっちゃいますよ、もう一杯、飲み物は？
「寝る。」
(^_^;)仕方ないなぁ
仕方ないなぁＧさんは午後から自動車の講習がある、と言うので、
「違反者講習ですか？」
と聞いたら、
「70歳以上の高齢者講習だよ。」
(゜∀゜;ノ)ノえ～
70歳以上だったんですね、
ふと、コレはすごい、と思いました。
70歳の介護職員が、50代の利用者様をお世話しているわけです。
人生イロイロ、
寝太郎生活で若くして老人のようになってしまわれた利用者様が、まだ先のある人生を今からでも楽しんでいってほしいなぁと願っています