今日のラストは、tamaが担当させていただいている中でも重度の障害を持つケースの利用者様でした。
御年、78歳。
自力で腕一本動かすことは難しく、すべての日常動作に介護が必要。
腹腔からの管から排尿されるので、ある程度たまれば廃棄。
動けないだけでなく、切断された下肢の幻肢痛に加え、全身の疼痛で息をしても痛みを感じることもあるとか。
経口で栄養摂取ができない日は胃ろうからの注入になりますが、たいていは時間をかけて全介助で食事をとっていただきます。
その他、バイタルチェック、点眼、清拭、おむつ交換、痰吐き介助、服薬介助、水分補給、体位交換、
痒みや痛みに対する塗り薬や湿布、
温めたり冷やしたり、
介護内容は盛りだくさんですが、
(T_T)
何が大変って、この方が、痛みや動けないイライラで、何をしても拒否や罵声で、仕事をさせてくれない日が多々あること。
褥瘡ができないように、何度も手足にクッションを当て直し、1，2時間おきに体位をかえますが、その時も
(;`皿´)
痛いだろうが、このバカ女、
能なしやろう、何をしてるんだ、
お前の○○は腐っているだろう、
俺に触ったら噛みちぎってやる、
などなど、あらゆる悪態をとばします。
体交は、しなければご本人の体にダメージが出てしまうので、怒鳴られながら淡々とさせていただいて、
“痛みが出ていること”を丁重に謝ります。
栄養摂取や服薬は口を開けてもらえず、どうしても無理、って日も
今日も2時間、ずーっとバカだアホだと怒られて、口元に食事を持って行くと貝のごとく口をつぐむ
(∋_∈)…困
経口栄養剤のエンシュア片手に、雑談も交えつつ飲んでくださるようにお願いすると、
(;`皿´)
「お前はトロい、早く飲まさんか！！！！！！」
と、これまた罵倒。
tamaも不出来な人間なので、ムカッとなることもございます
体交に使う大小様々なクッションにグーパンチしてみたりして
m(_ _)m
予定時間を大幅に押して終了。
玄関をでる時も、
「バカ女、おまえみたいなヤツは云々…………………」
と、大声を出しておられました。
動けなくて痛くて、腹が立つし、何より自身のココロがメッチャ傷ついているんだろうな…
人って、自分が辛いと、他人を傷つけることでチャラにしようとしちゃうみたいで、
たいていの人は、そうしないように“楽しい”ことや“嬉しい”ことを見つけてストレスを解消するのだけど、
この人はどうしたら少しでも幸せが感じられるだろう？
どうしたら少しでも幸せが感じられるだろう？今日みたいな日は、ただ怒りを受け止めて、“何か”の代わりに謝ってあげるしかできないなぁ
支援後、クタクタになりながら甚目寺ルネへ☆
tamaも、受け取ったイライラを、誰かにぶつけずに解消させなくちゃなりませんもの。