気難しさの裏側

tamaが担当になった利用者様で、なかなかの気難し屋さんがいます

下肢に障害がある６０代のご婦人で、週2日のディサービスと平日は家事援助のヘルパーを利用しつつ、お一人暮らしをしています。

tamaは、通院や外出の付き添い担当。

先日は、診察後、処方箋を受付に預けて、

「あとで薬局の人に配達してくれるように言ってちょうだい。私、持っていけないから。」

と頼んでみえたので、

「今日は私が持ちますから、お薬、もらって帰っても大丈夫ですよ」

と言うと、

そりゃものすごい罵声で

「あなたが決めることないの」

と怒鳴られちゃいました。

(？°°)

あり～？　今、私、怒られた

まぁ、気持ち逆なでしないでおきましょう…

その後、車椅子を押してコンビニへ。

ちょびっとオヤツを買って、まさかこれも配達して、とか言うのかしらと思ったら、それは膝に乗せて、大事そうに持って帰られました。

(^_^;)う～ん、線引きがどこなのか分からん

「そう言えば、」

振り返ってtamaの顔を見た利用者様は、むうっとしています。

(^_^;)

私、何かしたな

「あんたんとこの上司に言っといてちょうだい、昨日、電話が無かったから」

訪問する前の日に、“明日の何時にtamaが伺います”っていう、確認電話をする約束を利用契約時にしたのだとか。

アパートに着いて、訪問日誌を記入して帰ろうとした時、利用者様が

「今日は30分余分に付けておきなさい」

と言いながら、何かソワソワ。

「他にご用がありましたか」

と聞くと、手作りの万華鏡を持ってきて、

「ディサービスで作らされたんだわ、見てみたくない」

と差し出されました。そりゃぜひ拝見しますとも

「……どう」

利用者様、まるで少女のように無邪気な笑顔でした☆

ふと見ると、アイスコーヒーと、コンビニで買ったモナカがtamaの前に置かれていました

薬局の人に薬を届けて欲しいのも、前日のヘルプステーションのサ責からの電話を待っているのも、こうして万華鏡を見せてくださるのも、

切実に寂しいんだよね

みんなに関わっている欲しくて、でも強がってしまう、そんなココロの裏側が、万華鏡に垣間見えたひとときでした。