障害者支援の講習で、講師がおもしろい例えを出していました。
高齢になったり、事故で障害を持ったら、その人はもうその人らしく生きられないのか？
(*；_；)
障害があるから“もう無理”となると、人生つまらなくてスゴく辛い余生を過ごすことになりますよね…
そこで講師がユニークな例えを出してきました。
ソフトバンクのＣＭに登場するカイ君（犬）
あのＣＭの中で、白い犬は、どういう立場か
(^_^)v
お父さんですよね
なんでお父さんに見えるのか
(*ｎ_ｎ)
初期のＣＭから、家族から当たり前に「お父さん」と呼ばれてますよね。
犬小屋じゃなくて、茶の間で湯飲みでお茶飲んで、家族団らんに参加してます。
（しかも、湯飲みからお茶のんでるし
）
）(-^艸^-)
娘が彼氏といたら、
「おまえにはまだ早いっ
」と、お父さんらしいヤキモチやくし、
」と、お父さんらしいヤキモチやくし、(-"-;)
息子には厳しく
「ちゃんと働け！」
と叱っていたりしますよね。
お父さん犬、仕事もしてました。
学校の先生で、部活の顧問もしちゃってます。
テニスボールを拾って、「走るぞ」
と、生徒とグランド駆けてて、まぁまぁ信頼されてる教師なのかな、なんて想像できます。
学校の校長が、なんと妻で、家でうっかり『校長』なんて言うと、
(`o´)
「家ではそう呼ばないで」
」なんて怒られてましたね。
あ～ちゃんと、職場での顔と家の顔もあるんだ～
自転車にも乗っちゃうし、カワイイ女の子にドギマギしたり
そんな風に、この犬はお父さんなんです。
この人は初めから犬だったかというとそうじゃない。同窓会で、同級生から
「この間まで人間だったのにね」
なんて言われてるとこを見ると、何か事件があって犬になったみたいでしょ。
ってことは、回りは見た目、人間に見えてるわけじゃなくて、
犬に見えていながら、
完璧に人として接しているんです。
お父さん自身も、犬になって引きこもらないで、仕事行ったり飲み屋に行ったりしてるんですね～
最近じゃ、宇宙にまで進出してるし
でも、犬になっちゃって、できなくなったこともきっとありますよね。
チョークで字を書く無理そう。
小銭入れから百円出すのはどうだろう
箸で食事も難しいなぁ…
かといって、誰かに食べさせてもらってる雰囲気も無い。
ＣＭではそこまで突っ込んでないけれど、
あれだけ社会に溶け込んでいるお父さんは、
できなくなった部分も工夫して過ごしてるはずです。
その考え方って、専門用語で言うと、“ＩＣＦ”の考え方なんです。
１０年以上前から、今までの障害に焦点を当てる考え方から、
本人がどう生活するかに焦点を当てる考え方に変わってきてるんですね。この辺は福祉に携わる人なら詳しいと思います
ソフトバンク犬のように、
障害で何らかの不便さを抱えたとしても、その人らしく生きる事はできる講師は最後に、こう締めくくりました。
講師は最後に、こう締めくくりました。『どんな支援をしようかと考えないで、
その人がどう生きたいか、そのためにしてほしいと願っている支援をプロとして行って下さい。』
(^-^)