支援中に逃走されてしまった事例について☆



サ責から、

「一報を聞いたときは、ああ、このヘルプステーションは終わったと思った。」


(;_ _)。。。。


とまで言われるほど、皆様に心配、迷惑をかけてしまいました。(tamaじゃなくても、このようになっていた、と言って下さる支援仲間もいました…)


でも、話し合ううちに分かってきたこともあり、今回の失態を、次回の支援で生かせるかもしれません。


昨日、利用者様が、いつもとは違う散歩道を、強引に行きたがったのはどうしてか?


自閉症の彼は、“決まった道”を“いつもと同じ時間に”歩くことを好んでいたはずでした。

それが、苦手なはずの“違うパターン”を選択したのは、必ず理由があるはず。



地図上にこの方が通った道を書き込み、どのあたりで調子が崩れたか、パニックが顕著にあらわれた場所、走り始めた場所や、追いつけず見失った場所、歩いていた交差点を再確認。


(‘ o‘)ノ

「このコースは、冬休みにロングの支援で一度だけ通った道だ。」


と言う情報が上がってきました。

普通に歩いて片道2時間、作業所からの帰りの散歩では当然行かないコースですが、

彼の中では、なにかきっかけがあって、その2時間コースを行くんだ、という思いがあったかもしれない…。強いこだわりがあって、その時はどうしても行きたいところがあったのだとしたら?


そうなら、その道を外れるように声かけされれば、パニックが増長されるのもわかります。


予測が付かないこと、いつもと違うことは苦手なのは、彼だけではなく、

支援者もです…

そうか、こういうパターンもありなのね、と前情報があれば、私たちももう少し上手く付き添えるはず。


今回はこの方に嫌な思いをさせたかもしれませんが、それでも変わらず、また手を伸ばして、
「今日も散歩行こうよ」

と言うように寄ってきて下さいました。

もっと学ばなければ、と心底思う…