この人に身体的な介護は必要だろうか?



と思えるケースの利用者様がいます。


両下肢に麻痺があり歩行困難、排尿困難で手術で膀胱路が付けられ、お腹から管が出ています。

障害者枠で週三日の事務仕事に就き、車椅子を使用して電車通勤。


時々、意識障害があるとのことで、アセスメントの段階ではかなり重症な人だと思いましたが、


お宅に伺うと、

(^。^;)あり?


二階から階段使って降りてこられるじゃありませんかビックリマーク


見たところ若干の左方麻痺がありますが、十分杖歩行ができていました。(杖無くても歩いていたし)


病気については、医者にも分からない難病なんだと力説、

訪問する度に、違う訴えがあって、どこがどう悪いのか把握できない感じがあります。

(視野が狭くなってきた、腎臓に腫瘍が見つかった、悪性貧血の疑いがあるなど)



数々の自分の病気の遍歴を、ものすごーく重篤なものだと話すのだけど、

今までに治療のためかかった病院が多くて、膀胱路を付けるに至った経緯さえ分かりません。

ご本人は、病気や薬に詳しい割には、自身の病気についてはイマイチ、一貫性が無い説明をされるのはなんでだろ~


う~ん、


確かに麻痺はあるけれど、本人の訴えと見た目やADLの状態にギャップが…


恐らく、入浴介助で二人の支援者が付く必要は無いのですが、

彼の精神的なフォローや、孤立しがちな生活環境のためには、支援の意味があるのでしょうね。