精神障害を持つ人たちの作業訓練施設でのエピソード。

通所者さんで、妄想、脅迫思考、鬱がひどくて、よほど体調がよいときだけ来ているKさん。
彼がインフルエンザにかかって、隔離される勢いで入院となっていました。

(°°;)


あんなに精神状態が悪いのに、入院した内科病棟の看護士さんたち、さぞかし持て余してるんじゃないか…と思ったら、

(゜∀゜;ノ)ノ

ものすごーく落ち着いてるって言うのね。

ウソ~ン、
信じられなかったけれど


お母さんの話を聞いても、
「最近では、今がいちばん落ち着いている。ただ、熱はひどく高いんですけど。」

と言うことでした。


( ・_・;)ソウナンダ



で、退院間際にKさんが施設に電話をかけてきたんですが、
スムーズな会話が成立するのよね。スゴイ、本当に落ち着いてる☆


精神科医によると、高熱や怪我で、体に強いストレスがかかると、精神状態が一時的に安定する人もいるってことでした。

そういえば別のメンバーさんが、うつ状態で

「どうせ私なんかいない方がいいのよ。辛くて仕方ない。」


と毎日のように愚痴っていたけど、自転車で転んで右手首を骨折したら何故か鬱っぽさが軽減されていたことがありました。

あれは怪我をみんなに心配されて愚痴るのは申し訳ないと感じてるのか、心配されたことで気持ちが満足したのかな~と思っていたけれど、


(;´ユ`)


どうやら脳の仕組みって、どっかが重篤な状態だと、《まともに働かなきゃ》となるらしい…

………………(^。^;)


ちょっとヘビーな連想だけど



リストカットしてしまう人達も、そういう状態を自分で作っているのかな~
切ることで脳が安定して辛さが和らぐのを体で知ってる,ってことかも…


 (‐ω‐)……… 


“ホンマでっか?”的な信頼度のネタだけど、

精神分野は奥が深い…