汐留の奇跡
君は奇跡って信じるかい?
私は、今日信じてもいいかな?という気分になったよ。
巷で噂の汐留日テレ屋に「カイジの沼」のようなクレーンゲーム機がおいてあるんだ。
一件普通のクレーンゲーム機なんだけど。
そこには何人もの猛者が挑んでは散っていったんだ。
今日やってみてわかった。
まず、下に布が敷き詰めてあるんだけど、布の下に何か入っていて、起伏があるんだ。
そして、クレーン。
これでもかってくらいに下まで下がるし、子供のように弱々しいんだ。
そして、細いからカプセルのがすり抜ける、すり抜ける。
普通には無理だw
そうまでして何が欲しいのかって?
それは、下の写真なんだけど、ある一部の人達にとっては、とても思いで深い写真なんだ。
もちろん、それは私にとってもね。
2~3回やって現状ではどうあがいても無理と悟った。
丸いカプセルを上に持ち上げるには、三本の爪をほぼ同時にカプセルに接触させなければ、隙間からすり抜けてしまうと思ったからだ。(起伏がそれを許さない)
日テレ屋の定員さんに声を掛けた。
なぜなら、このクレーンゲーム機には、
「どうしても取れなかったら、定員に声を掛けてください。カプセルの位置を移動します。でも、頑張ってね♪」
のような張り紙がされていたのさ。
ノア(以下ノ)「これは、無理ですよ」
日テレ屋定員(日)「そうですか。じゃあどうしましょうか?」
ノ「うーん。どうすれば取れますかねぇ」
(下の布とデコボコをすべて取り払ってくれれば。。。)
日「そうですねぇ。ボールペンと一緒に狙ってみたらどうでしょう」
なんかその言葉に引っかかりつつも、クレーンの三本の爪だけを頼るのは確かに心もとない気がしていたので、そんな感じでカプセルとボールペンを配置してもらう。
ボールペンの上にカプセルの乗っかるタワーが出来上がった。
カプセルと一緒にボールペンを挟んでこぼれなくしよう大作戦。
数回トライ。
一回トライしては、律儀に配置を直してくれる定員さん。
専属のクレーンゲーム設置マン。
日「カプセルをたくさん中央に配置して確率を上げてみますか」
効果の程はともかくとして、あれこれ提案もしてくれた。
涙が出ます。
でも、なんか、この作戦はうまく行くような気がしてきた。
さっきよりは確かにカプセルに爪が引っかかるからだ。
後は時間、もといお金の問題だな。。。
2000円使ったら考えるか。
そう思った矢先。
ボールペンとカプセルを同時に挟み込もうとする三本の爪。
しかし、途中でするりとボールペンがずれ落ちる。
ダメか。。。と思ったその時!
三本の爪の中心に、カプセルが乗っかっていた。
歓喜する私と日テレ屋定員。
ノ「これ、途中で落ちたりしませんかね?」
日「ここまで来れば大丈夫でしょう!」
クレーンがカプセルを持ち上げてから、出口に運ぶまでの時間の長かったこと。。。
そして、無事カプセルが!
思わず、私は日テレ屋定員の手を握り締めていた。
本当にありがとう!
これが夢にまで見たカプセル。
鈴木さんの判子が押してある「大当たり」
とりあえず、はやる心を抑えて、カプセルと「大当たり」の写メを取った。
そして、ドキドキしながら、レジに持って行くと定員さん三人が拍手してくれた。
たぶん、周囲の人は一体何が起こったんだろうと言う顔をしていたと思うが、
そんなのは全く気にならなかった。
振り返ってみると、クレーンゲームと格闘しているとき、周囲の野次馬の目は気にならなかった。
私はそれほど夢中になっていたんだ。
そして、これが無事我が手元に来た写真。
使ったお金を振り返って位見ると、700円くらい。
君はこの700円を高いと思うだろうか?
そうそう、この写真は限定10枚で、現状4枚大当たりが出たそうだから、後6枚だ。
700円で取れる保障はないが、確率は0じゃないことが、今日分かった。
が、もう一つ取れる自信はない。
様々な偶然が重なりあって、初めてあのカプセルはゲットできる。
カプセルとボールペンの位置。
クレーンを止める位置。
クレーンが移動する振動で揺れる三つの爪の具合。
後は奇跡を信じれるかだと思う。




