シャーシャーパンパン 超コワ保護猫・・・。その子の名前はダイアナ。サバ白の雌です。

 

 

 

保護したきっかけはTNRのリリース時点で、地元住民の大反対を受けたためです。

ここにリリースしてもこの子は幸せになれないと判断し、保護しました。

 

生後7・8カ月、かなりの勢いで威嚇してくる子猫というより中猫さんでした。当時、まだまだ勢いのあった私は「そんな猫さんでも大丈夫。何とかなる。何とかするんだ。できるんだ。だって私だもの…。」と自分に言い聞かせ、いろんな思いをぐっと飲みこんでこの子を家に連れて帰ったことを覚えています。

 

あれから2年?3年?そのくらいたったかしら…?

先月まで私と目さえ合わせることもできなかったダイアナですが、シャーシャー、パンパン、下手したらガブリッの中にも時々、甘え声のようなものが聞かせてくれるようになったのです。

 

気のせいかしら・・・?私は嚙まれること覚悟でダイアナに触れるということからTRYしていきました。

そこから1か月・・・。

ダイアナは1分くらいなら撫でさせてくれるようになったのです。

どのボランティアがみても秒で「(人馴れ)無理!!」と言ったダイアナです。

すごい成長です。

 

 

 

 

 

威嚇どころか、警戒心さえ見られない…( ´∀` )

 

ねえ、ダイアナ・・・何がきっかけなの?

ダイアナが答えを教えてくれたらいいのになあ( ´∀` )

 

私のおうちには現在、8匹の保護猫さんがいます。(う~~~ん、というか居残り?他のたくさんの猫さんはとっくに幸せをつかんだのです。)

いろんな猫ボランティアさんがいて、人馴れしない保護猫さんに、「この子は人馴れしてくれんでもいいねん。うちにおってくれたらいいねん。」という考えを持った方もおられました。

私もダイアナに そう思わざる得ないのかな?と考えることもありました。

 

でも私は私が突然旅立ってしまったら、この子を見てくれる人はどれだけ苦労するのだろう…。と思います。

トイレ掃除・ご飯のたびにダイアナにシャーシャー言われ、気づくと腕が傷だらけ…そんな思いは誰にもさせたくないもんね…。

 

今、世間は少しずつ、猫さんたちへの理解が進み、条件さえ満たせば、飼い主が万が一の時に対応をしてくれるというシステムがないわけでもありません。

でも、その条件を満たすことは昭和の時代を生き抜いた人の中にはハードルがとても高いと感じる方も少なくないでしょう。

しかし時代は平成でもなく、令和です。

この子たちも保護という名のもとに私の家族でいてくれているようにあなたのおうちの猫さんもあなたの家族なのです。

あなたが万が一の時にあなたの愛猫を守り抜いてくれる方に命のバトンリレーの準備を今から始めてみませんか?

 

虐待・遺棄・ネグレクト・多頭崩壊・病気・・・猫さんたちがうちに来た理由は様々…。

「私はな、TNRボランティアやねん。」猫さんを押し付けられるたびに100万回、心の中で叫んできました。無責任に私に責任をなすりつけていった人は数知れずです。

気づけば私のほうが保護猫さんに命を救われるほど衰弱しきったこともありました。

 

でもそれを理由に私はこんな中途半端に猫ボラ人生を終わらせられない。

残る8匹の猫ちゃんの命のバトンをつなぐ条件をクリアするだけでなく、そのために残る猫さんの人馴れ訓練も頑張ります。

 

この2年ほどで急に健康状態が悪くなった私。TNR・譲渡と、できない・・・。あきらめざる得ないこともたくさん出てきました。

今回のダイアナの大きな変化は「いや、私にはまだできることがたくさんある。」「この子達の命のバトンをつなぎきる。→これが魔法使いと言われた私の最後にふさわしい。→そう言えるようにもう一度TRY」

と私の人生にもう一度 猫ボラとしてのプライドみたいなものをよみがえらせてくれました。

ダイアナ…ありがとう。あの時、あなたをリリースしなくて本当に良かった。

 

 

上記のことは猫ボラ上級者さんからすれば「当たり前」のことかもしれません。

勢いのあったころの私の考えでは当たり前のことです( ´∀` )

 

勢いのあったころの私が考えていた私流猫ボラの幕の閉じ方→最終目標についていつかここにかける日が来ることを願っています。

 

「人と猫との共生」

今日もこの子達との日々を重ねてまいります(^▽^)/