私は子供の気持ちをわかってあげている。
私は子供の良き理解者。

そんなふうに思っていた。

だけど…息子が学校に行けなくなって初めて何も理解していなかったと思い知らされた。


私達大人は、自分の親、祖父母、先生、周りの大人によってかなりの固定概念を授かっている。

この固定概念を基に人と関わり、子育てをして来た。

そこに何の疑いも無かった。

私の子供はいい子。

これすら固定概念の中から決めていた。

勉強が出来事るからいい子。
スポーツが出来るからいい子。
友達と仲良く出来るからいい子。
学校で教えられる事は理解が出来て…
先生にも信頼されていて…

いい子。

私の中の固定概念や、いい子の定義に当てはまるのがいい子。

それが出来ないのは悪い事。だから親として、この定義から外れないよう教える事が子育て。


親がお金を出すから、その範囲内で親の気に入った学校に行くのが当然。

将来、安定した職業に就くための学校選び。

親が正しいと思った方へ導く事がいいに決まってる。

私もそう育てられたから。そう思っていた。

だけど…違うみたいだ。

これからは、子供が本当にやりたい事をサポートする時代らしい。

そのためには、大人が親がじいちゃんばあちゃんが固定概念や自分の常識を変える必要がある。

そうしないと子供が本当にやりたい事には辿り着けない事を息子から教えられた。

子供の気持ちを本当に理解したいなら
親だから、親として、の概念も変える時なんだろね。

我が家は、親もじいちゃんばあちゃんも姉ちゃん達も、末っ子長男により概念を変えられた。

私の子供達は生まれた時から、自分の人生を自分の意思で歩める素晴らしい人間だった。