●美しい曲なのですが…
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
先日出たこちらの曲集、思い切って買いました。
ピアノ曲集 香月 修:『ツグミの森の物語』
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少し前に、情報を得ていましたが、忙しさを言い訳にぐずぐず。
店頭で見つけて手に取り、楽譜に顔をそむけながら、レジまで持っていきました。
本当に、自分でも、そんな態度を取ってしまうことに驚きです。
香月先生の作品は、透明感のある美しいものが多いという記憶があります。
この曲集も、絶対に美しいはず!
弾いていて清らかな気持ちになれるはず!
そう確信して、弾いてみたい!買おう!と決めていたのに、
こんな失礼な態度をとってしまったのは、ひとえに私自身の未熟さゆえです。
香月先生、わたしの出身大学の作曲科の先生でした。
わたしが専攻した「音楽学」という学科は、作曲科の生徒と一緒に年に2度、ピアノの試験を受けていました。
自由曲のほかに、初見ピアノ2題が課されていました。
初見ピアノ用の曲は、毎回、作曲科の先生が順番に書き下ろしてくださっていました。
作曲した先生のお名前は伏せられていましたが、曲を読めば、どなたの作品か、だいたいわかりました。
とくに香月先生の作品は、わかりやすくて美しいので
(調性があるんですもの。音やリズムが超絶複雑だったりとかもあまりないし)
生徒たちは、香月先生のときには、喜んでいました。
わたしも、ちょっとだけ、嬉しかった。
でも、わたしは初見ピアノが(というよりたぶん、初見ピアノの試験が)死ぬほど苦手だったので、
美しい香月先生の作品だったとしても、なんやらわけのわからない音を並べて試験を終えるのだとわかっていたので、
嬉しかったのは、ちょっとだけ(笑)。
試験会場には、作曲した先生ご自身も、もちろんいらっしゃいます。
わたしなりに、きれいそうな曲だなぁとわかっているのに、
止まってはいけない!のプレッシャーにがんじがらめになって、
指は違うところばかりへ行き、
ご本人の前で、ありえない音を羅列して…。
本当に申し訳なくて申し訳なくて、
毎回、逃げるように会場を後にしていました。
『ツグミの森の物語』には、33曲もの小品が収められています。
今、レッスンの合間に、数曲ずつ、弾き進めています。
森の動物たち、森の景色、風、草木のにおいが香るような、
うっとりと、優しい気持ちになれる曲たちです。
でも、過去のトラウマがよみがえりながら、弾いています。
どこかわからないところが…痛いです。
生徒さんにもご紹介したいな…と思いながら、生徒だった自分を想い出して、気持ちがいったりきたり…。
疲れます(笑)。
数曲ずつしか、弾けません。
ニュートラルな気持ちで、曲の世界に浸りたいのに。
とっても素敵な曲たちですよ。
イラストも、素敵。
CDも出ているようです。
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