「子どものピアノレッスン日記」のカテゴリか、「作曲家、作品」のカテゴリか、迷うところであります…。
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
昨日土曜日は、朝から一日レッスン。
インフルエンザでお休みの方もいらっしゃいましたが（お大事に）、
一日の大半をレッスン室で過ごしました。
そんな昨日のレッスンから、中学生とのレッスンの一コマ。
この生徒さんは、学校では伴奏者の常連。
今も、卒業生に向けた合唱曲のオーディションを前に、がんばっています。
ほぼ、止まらずに弾けてきたので、心配はしていません。
伴奏ならではの、左手と右手のバランスや、
フレーズ感、
ピアノソロの部分をもっとカッコよくするために、など、
ちょいちょいとアドヴァイスしました。
そして、ソロ曲は、今回、
ハチャトリアンのピアノ曲を持ってきました！
ハチャトリアンといえば、「剣の舞」が有名。
…というか、それくらいしか、私も知りません。
なんでも、お母さまが子どもの頃弾いた曲だそうで…。
お母さまもすごいけど、当時ハチャトリアンを渡した、お母さまのピアノの先生もすごい！
私も初めての曲ですが、かえってワクワクして聴かせてもらうことに
（まだ譜読み段階ですが）。
お母さまが使っていたという楽譜には、お母さまの先生が付けた臨時記号が何ヶ所もあり…
そこをどう弾いたらいいのか、生徒さんから質問を受けました。
こんなとき、たとえばモーツァルトやバッハなら、慣習的にこうだろうとか、当時の楽器から推測したり、
あるいはショパンならば、本人の了解のもと何通りかの版が存在することから、推測したり、
そういったアドヴァイスが可能なこともあるのですけれども、
なにしろ、ハチャトリアン。
私がハチャトリアン研究家だったらスパっ！と答えを導き出せるのになぁ…などと思いながら、
とりあえず感覚に頼って、その部分を弾いてみました。
むむ…こっちかなぁ…と感じるものはあるものの、
なにしろ、ハチャトリアン（笑）。
断定はできませんでした。
20年以上は前（たぶん）にこの曲を生徒さんに渡したピアノの先生ですから、
よほどハチャトリアンに造詣が深かった方の指示なのだろうか…
おそらく、昔の出版譜、しかも海外版だと、印刷ミスの可能性も考えられなくはなく…
でもそうだとすると、私の勘と違っていたりもして…。
こんなとき、音楽学を学んでいた私だからこその、「ああかな、こうかな、ああでもない、こうでもない」に入り込んでしまいます（笑）。
仕方なく（ちょっと意地みたいなものがあり、あえて最初からはしなかったのですが）、YouTubeで検索。
子どもの演奏が２，３出てきました。
公式なものではないので、100％かというとそうともいえないのですけれども、
自信がなかったけどこっちかな？と思っていたものが、だいたい合っていました（ほっ、笑）。
そんなこんなで一応の方向性が決まったのですけれども、
いくつも臨時記号あえて書き込んだピアノの先生のお考えをうかがえたら勉強になるなぁと思ったりもします。
ところで、ハチャトリアンでYouTubeを検索していたら、こんな曲が出てきました。
「２人のおかしなおばさんが、けんかをしました」というタイトル。
ん～、ハチャトリアン、面白い！
（子どもさんの演奏のものがいくつかありましたが、
ご家族もご承知の上で載せていらっしゃるとわかってはいても、やはり少し躊躇するものがあり、大人らしきものを以下に貼り付けました）
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