昨秋に保護した猫のネコちゃんですが、


実は先日、


リンパ腫で亡くなってしまいました。
(病気の経緯については、ひとつ前のブログで)


ご不快に思われるかもしれませんが、
また、
Twitterやインスタグラムで先にご報告しておりましたが、

ネコの思い出をもう少し綴りたいので、
大丈夫な方だけお読みください。



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昨年10月20日、母を病院へ送った帰り道、
あるお宅の庭で見つけた猫。
(奇しくもその日は、若くしてがんで亡くなった義弟の命日でした。)



お腹がボコッと出ていたのと毛がバシャバシャだったのとで見た目はさほどではありませんが、
触ると背骨がゴツゴツしているくらい痩せていました。

保護時の、生ける剥製みたいなネコちゃん。笑



連れて行った動物病院で
「お名前は?」
と聞くので、

「いま保護してきたところなんでつけてません」
というと、

薬袋に


「こう書いてあるんじゃ、ネコちゃんだろう!」
という夫の意見で、名前はネコちゃんになりました。笑

(夫は、ちゃんも入れて名前だというのですが、
それじゃネコちゃんちゃんって呼ぶようになるだろう、と言い返すと、
さかなクンだって、さかなじゃなくてさかなクンだろう、と。
(ー_ー) ???    笑)






ごはんはよく食べたので、次第に太ってはきたものの、
いわゆる猫風邪のようなものが、薬を飲んでもなかなか治らず、
よくなったと思うとまたすぐ具合が悪くなる、という繰り返し。




猫らしい好奇心はまるでなく、遊ぶことも一切ない。
湯たんぽ抱えて寝てばかり。笑








ネコちゃんは、おっとりしていて優しくて控えめな子で、
ときたま、ちっちゃな声で、アォフ、アォフって鳴きました。笑






ネコちゃんを撫でると心が落ち着きます。


「ネコちゃんは癒しだなぁ」って言って、なでなでするとゴロゴロ言ってくれた。


抱っこも好きだったようで、私にしがみついてくれました。


幸せな時間でした。









当初は里親募集しようと思っていましたが、
病気がなかなか治らず、心配が高じて、手放せなくなり、





そして……大事な大事な娘になりました。






他の猫たちとも少しずつなじんできて、
私のベッドの近くで寝るようにもなってきていた
6月半ば、



急にひどい鼻詰まりでガーガーいびきのような呼吸に。
そして、だんだん大きくなる喉のしこり。



リンパ腫だということに気づくのが遅くて、
あっという間に、状態が悪化してしまいました。








1度だけ投与した抗がん剤ですが、それでのどのしこりと鼻の中の腫れがひいたようで、鼻詰まりが解消されました。


数日のことですが、苦しそうでなく、スヤスヤ眠れるようになったのが、闘病中唯一嬉しかったことです。




もう少し一緒にいられると思ってたな。





もういないのが不思議です。






お別れは8月1日だったのですが、ブログはなかなか書けなかった。1ヶ月以上経ってしまい、本日49日です。





以前のブログにも少しだけ登場していましたが、ネコのことを知って下さり、ありがとうございます。


本当にとてもとてもいい子でした。







いつも私の方を見てた。




ネコちゃん、寅さん(渥美清さん)に似てるなぁって思ってたの。