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こんにちは。
今日は旦那ちゃんの体験談③-風船の謎編です。
旦那ちゃんが通っていた先天一元気功の柯先生の教室には、部屋が2つありました。ひとつは旦那ちゃんが通っていた気功を教えてくれる部屋、もうひとつは患者さんに気功療法を施術する部屋でした。気功教室がいつも通り終わると、柯先生は約束通り旦那ちゃんを隣の施術部屋へ呼びました。
部屋へ入ると、予約していた患者さんが2人ベッドに横たわっていました。柯先生はひとりの患者さんの施術を始め、旦那ちゃんに、いきなりもうひとりの患者さんに気功をしろ、と言いました。
いやいや、まだやり方聞いてへんやん。
でも患者さんはそこにいます。
言われるまま見よう見まねで、訳も分からず必死に柯先生の真似をして、患者さんの頭上で手を振り続けました。どのくらい手を振り続けたかは覚えていませんが、初日はこうして何も知らないまま終わりました。
柯先生は、気功教室ではとても厳しい先生で、腕の角度など生徒が少しでも違うと容赦なくシバかれます。いつも厳しい表情で「ちょっとの間違いも見逃がさんぞ!」という迫力満点でした。その柯先生が、施術部屋に入ると、まるで仏様のように穏やかで優しい表情に変わり、患者さん達を優しくいたわりながら施術します。初めて見る柯先生の姿にとても驚き、また奥深さも感じました。
2人目だったか3人目だったかは覚えていません。
その日も何も知らずに柯先生の真似をして手を振っていました。しばらくすると、うだるような夏の暑さにもかかわらず、患者さんの顔色が真っ青になり、「寒い、寒い」とブルブル震え出しました。旦那ちゃんは急に怖くなって手を止め、柯先生を見ました。柯先生は怖い顔で「止めるな!続けろ!」と目で合図をし、別の人に毛布を持ってくるよう指示しました。
訳も分からず無我夢中で必死に手を振り続けると、毛布にくるまったその患者さんは、今度は玉のような汗を吹きだして「暑い、暑い」と言い出しました。これに驚き柯先生を見ると、柯先生は今度はニッコリと笑ってツカツカとこちらへ来て、患者さんをトントンとたたいて「はいオッケー」と言って終了しました。
その日の夜。
お風呂に入り、湯船に浸かって「ハァ~~」と身も心もとろけたその時です。
パチン。
いつも胸の中でプカプカ浮かんでいる、「お前はやり残した事があるから帰れ」と刻まれた、あの風船が小さな音を立てて弾けました。
その瞬間、旦那ちゃんは悟りました。
自分が落下事故で臨死体験をした意味を。
20年後遺症で苦しんだ意味を。
そしてこの世に戻る理由だった「やり残した事」を。
「気功療法師として、病やケガで苦しむ人々が苦しみから救われる手助けをする。」
全てがここに繋がりました。
そうだったのか。
これがきっかけで、気功療法師として生きていくことが自分の生きる使命と心に刻み、気功療法師となるための本格的な修行を始める決意をしました。
続きは次回。
明日もステキな良い日になぁれ