うつ病に関してなんですが

 

1カ月や2カ月で完治した、と言うパターンでは

 

そもそも診断が間違っている可能性があるらしい(精神科医談)

 

 

うつ病は早くとも半年、数年単位で回復するもので

 

さらに

うつ病の1/3の人は抗うつ剤が効かないと言われていて

 

PTSDが絡んでくる場合の鬱なんかだと

 

当然薬だけでどうにかなるものではない、回復までに更に時間がかかるのは想像できるよね。

 



 

私の場合は内服の効果はあったけど

 

子供達に手がかかる盛りだった時期は

やっぱりなかなか安定しなかったなぁ、と思う。

 

 

早く元気にならなきゃ早く早く早くって

焦っていた時は

 

それがプレッシャーになって無理して不安定になってました。

 

 

なんだかんだ子供が2人とも就学した

4年前くらいから

 

あ、治るかも?って希望が見えた気がする。

 

 

 

 

内服以外の自己治療として良かったものは

 

やっぱり認知療法。

 

精神的に落ちなくなったのは

 

認知療法のおかげだと言い切れる。

 

 

 

もう一つ、大きな回復の第一歩だったのは

 

自分が思ってたよりわたし能力が低い(キャパが少ない)んだな、

 

って受け入れた事なんですよ。


 

自分を現実以上に高く見積ってる(要するに理想が高い)と

 

常に実力以上に頑張ってなきゃいけない訳だから

 

そりゃシンドい。

 

 

理想が高い、も


自分の認知と現実にギャップがあるっていう歪みの一つなんだよね。

 

 

自分を洗脳(認知の上書き)するために

 

ある時からずっと私のブログのタイトルは「明るいポンコツ」なんですが

 

自己否定してる訳でも卑下してるわけでもなくて

 

この言葉に物凄く救われたんです。

肩の力が抜けたんだよ。

 

 

いい意味で自分に期待しなくなったし

いい意味で諦めが早くなったし

 

無理しなくなりました。

 

ちゃんと上書きされてる(笑)

 

 

 

鬱になるまでなぜ身の丈以上のハードルを設定し続けたのか

 

私の場合は自尊心の低さ、自己肯定感の低さからくる漠然とした自信のなさを

 

努力でカバーしようとしたからなんだろうな、と思ってます。

 

 

私みたいに自分に課す理想が高くて

 

鬱がなかなか良くならなかったパターンだと

 

 

飛ぶハードルを飛べる高さに下げる、

 

ハードル地面レベルからリスタートして

高さを上げたり下げたりしながら

 

無理しない範囲を調整するのが再発予防にも繋がるよね。

 

 

 

 

生きてたらどうしたって無理しなきゃいけない場面は出てくるけど

 

無理してる、を自覚できれば

その分リカバリーに意識が向くから

 

ダウンする前に先手が取れる。

 


寛解だけじゃなく、再発しない為に認知を上書きしていく必然性を考えると


やっぱり回復は年単位になるのかな、と思う。

 

 

終わり