講釈を述べながら画像バンバン貼っていきます。笑
石川県金沢市には江戸時代の名残を残す茶屋街が3つあるんですが
そもそも茶屋街ってなに?
茶屋街は女性が武士や上級庶民を持て成す街で
花街(はなまち)と遊郭(ゆうかく)で構成されてます。
遊郭はわかるけど花街ってなに?
花街、、、「芸妓(げいぎ)」がいる地区
遊郭、、、「娼妓(しょうぎ)」がいる地区
花街は芸を生業にする女性の街、京都の舞子さんとかがそうですね。
遊廓は今でいう風俗営業。
京都なら花街は祇園、
遊郭は五条楽園、みたいな。
話は金沢に戻りまして
金沢にはそんな訳で
3つの花街とそれに属する2つの遊郭がありました。
花街は
①東茶屋街(ひがし)
②主計町(かずえ)
③西茶屋街(にし)
遊郭は
①の近くに愛宕(あたご)遊郭
③の近くに石坂(いっさか)遊郭
という成り立ち。
今回は⑤の石坂遊郭に残る
大好きモザイクタイルと円柱と青線跡を拝みに行ってきました。
西茶屋街から徒歩1〜2分、
小さな川(今は用水路)を堺に花街と遊郭を区分けしてたみたいです。
この橋が境界↓
昭和33年に売春防止法が施行されましたが
以降いわゆる青線(スナックを装った違法風俗)に
鞍替えした店舗が令和にも現存しています。
これは東茶屋街付近↓
西茶屋街付近↓
ほぼ壊滅状態にみえますが文◯は現役らしい。
5年後の昭和38年には石坂という地名は無くなり「増泉1丁目」に。
(ぞうせんじゃないよ、ますいずみだよ。)
赤線営業していた店は
貸座敷(賃貸アパート)になって
細々営業しているところが多かった模様。
遊郭だった建物は老朽化で取り壊され
殆ど残ってないんですが
リフォームされて生まれ変わって
今時の宿になってたりするんです。↓
玄関に名残があるんです。
か、可愛い😍😍😍😍
よく見ると格子が残る円窓
よく見ないとわからない
竹の中に孔雀がいる円窓。
当時の屋号が残る◯花楼
そして
今回の金沢旅で個人的いちばんの目的だった
元遊郭のお茶屋さんへ。
わたしの遊廓、赤線跡巡りで
これほどアドレナリンが放出したことはない
豆タイルとの出会い、
更に現家主さんから遊廓を買い取った経緯の話しも聞けました。
続く