シティーハンターの実写版が観たくて

ネトフリ加入したんですが



ブロ友さんが以前紹介してくれてた

心のカルテ、観ました。


(ネタバレあり)


元摂食障害当事者としてすごく共感できた、


泣きながら観ました。




フライの衣を剥がすところとか


二の腕の太さを確認する癖とか


ゆで卵の白身だけ乗った皿とか


体重測定のあと不機嫌になるとか


食べてからカロリーを知った後に

イライラするとか


チョコレートが凄く良い匂いなのに


食べることは拒む場面とか。





本当に原因なんてわからないし


考えても意味ないし


食べられない理由なんかわからなかった。


痩せ細った身体が

綺麗だと思ってる訳じゃなかった。






最後の砦で治療のために


主治医の経営する


自助グループのシェアホーム的なところで


摂食障害を抱えた仲間と暮らし始めるけど


隠れて運動するし食べられないしで

どんどん痩せていきます。




名医だけど綺麗事を一切言わない主治医。










仲間とも上手くいかない、主治医からも

キツい言葉をかけられて


どん底になりホームを飛び出し

母親の元へ。







母親から


愛しているからイーライが死を望むなら

受け入れる、と言われ


死を覚悟します。が、意識朦朧とした中で


回復した夢を見ました。


そこには回復したイーライとホームで出会った仲間がいた。



主治医も仲間も

ホームを飛び出したイーライの命を気にかけて


電話をくれてた事も知りました。



初回は継母に勧められて渋々行った主治医の元、

自助ホームに


最後は覚悟を決めて自分の意志で向かいます。


映画はここで終わりだけど


わたしにはハッピーエンドに見えた。




考えさせられる描写はたくさんあるけど

全てに不確定さ、曖昧さを持たせてるのが


凄くよかったです。



母親との場面だけ見たら

愛着障害がベースみたいに捉えられるけど


母親に産後うつがあった、とか

抗うつ剤をトイレに流してた、からは


遺伝的にか後天的かわかりませんが


うつ傾向がある可能性も窺える。


(うつ等の精神疾患がベースにあって摂食障害は一つの症状のパターンもあるらしいです。)


父親は仕事が優先で一度もイーライに会いに来ませんでした。




原因なんて掘り下げ出したらキリがない。


結局はわからない。





これが原因、こうすれば治る、誰が悪いなんてないから

曖昧グレーの方がリアル。



摂食障害を演じるのに役作りで体重落としたヒロイン、リリー・コリンズも凄い。


とらこさん、ありがとう♡



終わり