深い深い霧の中妖艶に響く声

おいでおいでこの森のもっと奥深くまで

早く早く急ぎ足でできるだけ近くに

おいでおいでさあ愉しい遊びを始めよう


シナモンスティックは魔法のステッキ

一振りするだけでシロップが増える

苦ささえ忘れて甘い夢の中

天藍に守られて眠りに落ちる


幻想の催眠におぼれたままでいい

目隠しをはずしちゃおもしろくないでしょ?

足元ご注意その手は僕がひくから

その身をいますぐに委なさい さぁ



いつからか疑念の刃が見え隠れする

愛という免罪符なとは存在しないと

目隠しの隙間からのぞき見たランタンが

映し出した影に思わず身の毛がよだった


おやおや悪い子もうお目覚めですか?

目隠しが解けたなら盲目にしようか?

ほらほら笑いなさいかわいいお顔で

毛皮をまたかぶって芝居にもどる


「・・・ねぇ・・・ちょうだい?」


どうしたのそんな目で体を震わせて

暖かいミルクでもてなしてほしいの?

さあ中にお入りここはとても暖かい

見返りはポケットの中身でいいから

ちょうだいよこせ早く

ねぇほら今すぐに

二者択一の原則をかなぐりすて

まやかしでもてなして

甘い蜜を吸って

ちょうだいよこせほら今すぐに

ちょうだい


今、ぬくもりが消えたその後で

僕らの願いも嘘になるならば

「行かないで」君の声がもたらして

すべてを忘れていく


四角い箱に取り残された

ゆりかごはひどく無機質で

重たくなってこぼれたはずの

愛しさがそれでも残った


僕の言葉が僕の心が

暖かく君を照らして

いつか届くのなら


今振り向いて視線が絡んだ

そんな瞬間を罪となるならば

「聞かないで」なにも話したくないよ

すべてを忘れても

このまま繰り返す色のない世界でまた

飽きもせず傷を増やしてく

さよならがいつかくると知っていて

行き場もなく彷徨う・・・



長い時間を費やしている

砂のお城とは知りながら

それでも今日も積み上げていく

いつか壊す日がくるまでは


たとえば今夜 昔見ていた

同じ光の月さえも

いつか変わるのなら


あと少しだけ隣にいさせて

夜の帳が落ちてくそれまでは

「泣かないで」一言が胸をたたき

とどまることもなく

互いの気持ちならだれよりも強く

分かり合えてると信じていたこと

幻想が作り出した未来図に

僕らの夢がにじむ・・・


どうすれば微笑んだの?

こんなんじゃ笑えないよ

この声が届くように

もう1度・・・もう1度・・・


僕の言葉が僕の心が

暖かく君を照らして

いつか輝くなら


い   

温もりが消えたその後で

僕らの願いも嘘になるならば

「行かないで」君の声がもたらして

すべてを忘れても

このまま繰り返す色のない世界でまた

飽きもせず傷を増やしてく

さよならがいつかくると知っていて

行き場もなく彷徨う


冷たい部屋を揺れ動く感情

鋭くえぐるぬれた矛先

花火のように燃え上がる瞬間

互いを焦がし焼け跡をなめあう

優しく・・・


このままでいいと思ってた

逃げ出した夜の中で

雨音が窓を打ち鳴らす

後悔にさいなまれた


私だけをみてほしいなんて

素直に言えるわけもない

ゆがんだ愛の結末には

何が見える?


闇が深まり放たれる欲望

今この場所で応えてほしい

だれかの影が見え隠れしている

おびえるようにその胸にからだをうずめて


いつだって知りたい事情は

最新の関係だろう

からからと鈍い音を立て

歯車廻っている


あきもしないであなたを信じ

慣れた作業がくるくると

確かめ合ったつもりになって

ごまかされる・・・


突然のベル

絡み合う友情

嘘を重ねて微笑んだまま

苦し紛れの言い訳にすがれば

さびたココロはゆっくりと麻痺していくだけ


冷たい部屋を交差する感情

今この場所で応えてほしい

悪魔の声は突き刺さりきえない

仮面の裏をさあ引き剥がして

闇が深まり戻れない愛情

鋭くえぐるぬれた矛先

花火のようにはじけて消えるまで

互いを焦がしすべてを燃やしてく

優しく・・・・



(ReActに続く)