アメリカ横断日記 Episode 36 ~The Catcher in the Rye~



The Catcher in the Rye:ライ麦畑でつかまえて
『ライ麦畑でつかまえて』:サリンジャーの1951年に発表された小説
大戦後間もないアメリカを舞台に、主人公が3校目の学校を成績不振で退学させられ
寮を飛び出し、実家に帰るまでニューヨークを放浪する3日間の話

この本、少しいわく付きの小説で
JFK大統領暗殺の犯人と言われるオズワルド
レーガン大統領暗殺のヒンクリー
ジョン・レノン銃殺のチャップマン
など凶悪犯が殺害を実行直後に手にしていたという
恐ろしいエピソードが存する小説

反政府・反体制主義者が好んで読むとされ
アメリカ全土の図書館では貸出履歴がFBIに検閲されてる
26のアルファベトが神経回路に直接作用して殺害を実行させる
と様々な伝説にも似た逸話があります

ベストセラーなので読む人間全員が
こういった凶悪犯罪に手を染めるということはありませんが
個人差はあれど脳に少なからず影響のある本なのかもしれません
人間の気持ちの暗部に直接語りかける
悪魔の書と言われる所以でしょうか

さて
本作との繋がりですが…
特にありません

ただ、人生で1度だけ
虐められた記憶がこの『ライ麦畑でつかまえて』とリンクしたこと
NYでの放浪
それが同じ3日間だったことに共通項を見つけ
このタイトルとしました

長過ぎる1日でした
思えば朝日が照らす
ガソリンスタンドで目覚めた頃から十数時間
その間にNY到達の歓喜から
こんな危険な目に遭うまで…

もう目が覚めても
進むべき道がないなんて
残された時間は?
オレは…
どうしたらいい?
オレは……