アメリカ横断日記 Episode 35 ~The Big Apple~



『Big Apple』:NY市の愛称
由来は本編参照

このEpisodeは
1つの単語で纏めてみました
それが
『Apple』
1つ目の意味は
もちろんBig Apple(NY市)
そしてもう1つの意味が
「禁断の果実」

アダムとイブ:旧約聖書で最初の人間と記される人物
エデンの園で暮らすふたりは
ある時、蛇に唆されて
絶対に食べてはいけない禁断の果実『林檎』を食べて
エデンの園を追い出されてしまう神話の1つ
林檎は知恵の実と言われ大変な美味だと
蛇に唆されてイブはアダムに採った林檎を食べさせます
するとアダムは喉仏が突起し
イブは乳房が膨らみ
無花果(イチジク)の葉を腰巻きにしているのを神が発見し
ふたりが禁断の実に手を染めた事が発覚します
いわゆる、男女の自覚です
神は性欲を大罪とし、追放を言いつけました
これは恐らく人間の第二次性徴を暗示していると言われ
現代でも林檎や蛇は性欲性器の意味を持ち
言いつけを守らなかったことは
自己の発見を謳っているのだと言われています
因みに欧米では喉仏のことを
「アダムの林檎」と言うそうです

もちろんこのアダムとイブの神話と関連付けた訳ではありませんが
Big Appleと禁断の実とを掛けてみました

Big Apple(NY市)へ到達した歓喜から一変
事態は風雲急を告げることになります
宿泊場を失って荒れる気持ちが裏目に出て
ゲットー黒人連中に囲まれることになります

横断してもしなくても
いつも頭を悩ませる
寝床と食事
一体いつまでオレは怯えながら暮らさないといけないのか…