アメリカ横断日記 Episode 32 ~Maybe Tomorrow~



Stereophonics / Maybe Tomorrow

Stereophonics:ウェールズ出身のUKオルタナティブロックバンド
骨太でアーシーなサウンドと
Vo・ケリーのハスキーボイスが特徴
UKながらUSロックに影響を強く受けている
モンスターバンド

Maybe Tomorrow:Album『You Gotta Go There To Come Back』収録
映画『クラッシュ』挿入歌
寵愛する映画と曲が同じという
奇跡にも似た1曲

クラッシュ:2004年の78回アカデミー作品賞
ポール・ハギス総製作の群像劇
クリスマス間近のLAで起きた
1つの衝突事故を起点に
多民族国家アメリカで暮らす人々を取り巻く
差別、偏見、憎悪、そして繋がり…
それを甘い理想論ではなく
真っ向から描いた秀逸作


映画『クラッシュ』は本編と関連付けるのが困難で
敢えてスルーしましたが
横断記史上
最長Episodeの1つです
ペンタゴン
アーリントン墓地
パトカー襲来事件
そしてMaybe Tomorrow

日記原本で書き残し
今でも気に入ってるフレーズ
「これ以上…もうすぐとは言えない…」
これを印象的に使うことだけに
全力を注ぎました

走り書きした日記には
もうすぐとは言えない…
と悲痛な叫びにも似た感情で
書き殴られていました

今日も1日が終わろうとしている。
この1日が終わると
遂に明日はNY。
NYが
Ground Zeroが
もうすぐそこに・・・・・
終わりのない旅をしてるみたいで
終わりなんてなければいいとさえ思った
ずっとこの旅が続くような気さえしていた
そしてそれを望んだ・・・。
アメリカは大きい
とてつもなく大きい
けれど…
もう少し大きくてもよかったな…
これまでに
幾度となく口にしてきた言葉。
『もうすぐ・・・・』
もうすぐNew Yorkか
これ以上は
『もうすぐ・・・』
とは言えない・・・。



Stereophonics / Maybe Tomorrow

【歌詞】
ずっと落ち込みっぱなしで
何故こんな小さな黒い雲が
ずっとまとわりついてくるのか
俺には理解できないでいる

時間の無駄ならば
ハイになってるほうがまだマシなんだ
考えてみろ
無理やり自分を外へ連れ出して
Rainbow Smile を買いに行くんだ
いや 自由になるんだ
あいつらはみんな自由なんだから

だから きっと明日
家へ戻る道を見つけるさ
だから きっと明日は
帰り道を見つけるんだ

とても綺麗な暮らしを見渡して
正反対の底辺で暮らし続ける
まったく裏返しの人生
だけど 俺たちは息をしてるんだ
俺たちは 生きているんだ
呼吸をし 心を開きたい
海に泳ぎ出したいんだ
俺は自分自身のための時間を費やしたい
全部自分のための時間

だから きっと明日
何もかも解決するさ
だから きっと明日は
帰り道が見つかるんだ

きっと 明日になれば
全てが変わる
きっと 明日になれば
家路へ向かうことができる
きっと明日になれば・・・・・