みけぱぱのブログ -33ページ目

みけぱぱのブログ

ブログの説明を入力します。

実は私は、三歳の時に両親の離婚を経験しています。


父とは、私が十八歳の時、心筋梗塞で他界し、葬式で顔を見るまで一度も会っていませんでした。


私の母は、父の悪いところも言いましたが、いいところも教えてくれていました。父の話はよく聞かされました。


何度か


「あんた、パパに会いたい?」


と聞く事があったのですが、私はいつも


「別に、会いたくないよ」


と、答えていました。


「会いたい」などと言っては、母が悲しむのではないかと、子供心に思っていたのです。


父の死後、母から、生前父は私に会いたがっていたという話を聞きました。


運動会や学芸会では、後ろの方で、私に気付かれないように、高校の文化祭では、剣道部の招待試合をやはり、そっと見ていたというのです。ほかにも、なにか行事があると後ろの方からそっと・・・


父は私を見に来ていたんだ。私に会いたがっていたんだ。


父が私に会いたがっていたなんて思いもしなかった。


そんなこと、聞いた事もなかった。


その話で救われた様な、なんか嬉しいような、すごく悲しい気持ちになった事を思い出します。


父に悪い事をしたような、可愛そうな事をしてしまったような・・・


いろんな気持ちがいっぺんにこみ上げてきて、


「なんで、教えてくれなかったんだよ!」


私は食って掛かりました。


「だって、あんた、パパに会いたくないって言ってたじゃない」


この言葉に私は愕然としました。


わかってなかったんだ!


母は、私のことは、なんでもわかってると思ってたのに、私の本当の気持ちがわかってなかったんだ。


「本当は、俺だって会いたかったよ!会いたいなんて言ったら、母さんが悲しむと思ったから、言えなかったんじゃないか!」


言葉にはできなかった。そんなことを言ったら、今度は母が悲しむ。


母の性格からして悪気がなかったのはわかっていた。


でも釈然とはしなかった。


この事は、いまだに母には言っていない。


もう終わった事、いまさら言ってもしょうがない、俺も悪かったし、なにより、母に後悔して欲しくなかった。ずっとそう思い続けてきた。


父は母から、私が会いたがってないから、気付かれない様にとクギを刺されていたらしい。


息子が会いたがってない、と聞かされた父の気持ちを想うと胸が痛い。


誤解なのだ。


でも最期まで、父には伝わらなかった。


姉は父に何度か会っていたらしい。


これも、父の死後聞いた話だ。


父にとっては救いだったろう。


なんか俺だけがバカみたいに思えた。


よかれと思ってしたことなのに、墓場まで持っていくには、まぬけな話だ。



実の親子であっても、実の姉弟であっても、本当の気持ちなんて、伝わらないこともある。



「子どもが会いたくないと 言っている」


って、


こういうこともあるんだよ。