緊急時の資金繰り(中小企業資金繰り改善編)
資金繰りの基本としては、資金繰り表を作成して、早めに対策を打つことです。
しかし、様々な理由で、急に資金不足に陥ることもあります。
そんな緊急時の資金繰りはどうすれば良いのでしょうか?
緊急性の度合いにもよりますが、「入」と「出」の両方の対策を打つことです。
資金繰りと言うと、銀行借入など入金の対策が先に頭に浮かびます。
もちろん、これらの「入金を増やす」ことは手っ取り早い資金繰り改善策です。
しかし、緊急の場合、審査などがある銀行借入では間に合わない可能性もあります。
その時に、「出金を減らす」(支払を遅らせる)ことも資金繰り改善策だと忘れてはいけないのです。
銀行の返済、取引先への買掛金の支払、税金・社会保険料の支払など。
あくまで緊急時の一時的な資金繰り改善策なので、恒常的、減らしたり、遅らせれば事業に影響が出ます。
また、これらは勝手に滞納するのは、絶対に避けてください。銀行、取引先、税務署、年金事務所などにお話をして、相手と合意した上で、延納することです。
これらの「入金」と「出金」の両方の対策を打つことで、多くの場合は、緊急の資金繰りはしのげるはずです。
今回は、緊急の資金繰りについてお話しましたが、このような状態になる前に、事業計画を立てて、売上、利益をアップを図り、資金不足が起きないように資金繰り表を作って、管理して行くことは本来は大切なのです。
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