【PEOPLE】イ・ジュンギを構成する5つのキーワード | 恋する干しぶどう(*´・з・`*)♪

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イ・ジュンギさん大好き、
輝き続けるイ・ジュンギさん、幸せな時間をありがとう~♥

【PEOPLE】 2015年 イ・ジュンギを構成する5つのキーワード



写真=10asiaのDB、「王の男」の公式ポスター、KBS 2TV「1泊2日」


イ・ジュンギ
韓服(韓国の伝統衣装)が最も似合う男。
イ・ジュンギを見るたびに、彼の肩越しに朝鮮時代の風景が見える。映画「王の男」からMBC「夜を歩く士」まで、彼が多くの時代劇に出演しているからではない。それよりも、彼が自分の役を完璧に演じきったという証拠である。観客動員数1000万人を突破した映画「王の男」を通じてコンギル・シンドロームを巻き起こした時は、彼が今後も活躍を見せ続ける俳優になれるかどうか半信半疑だった。だがその後、イ・ジュンギはMBC「犬とオオカミの時間」で優れた演技を見せ、視聴者を確信させた。「犬とオオカミの時間」で強大なマニア層を獲得し、今も名作ドラマリストから外されることなく、取り上げられている。彼は自分の演技力で、ビジュアルが美しい俳優という偏見を破った。デビュー初期、イ・ジュンギは女性より美しいビジュアルで注目された。彼のビジュアルは「王の男」のコンギルに出会って魅力を増した。きれいなアゴのラインと鋭い目つきはややもすれば冷たい印象を与えるが、ビジュアルと違って彼は情に厚い人間だった。

「他の俳優たちはインタビューオファーが来るとまず怖がり、多くの記者たちと同じような話を繰り返すのが大変だと言うらしいが、僕にはそれがまったく理解できない。むしろこのように多くの人々と会って話を交わす時間は寂しくないので好きだ」(2013年、「10asia」とのインタビューより)

人とたくさん会って、寂しさに敏感な性格だからだろうか。彼の周りにはいつも良い人が絶えない。


「王の男」

イ・ジュンギという名前を知らせた作品。
韓国人の5人のうち3人は見たという映画「王の男」は観客動員数1000万人を突破した。イ・ジュンギは「王の男」を通じてカム・ウソン、チョン・ジニョンという綺羅星のような俳優と肩を並べた。イ・ジュンギはコンギル役を手に入れるため、数十回のオーディションを受けなければならなかった。彼のこのような苦労に対する報償でもあるかのように、名前も知られていなかった新人は「王の男」を通じて一気にシンドロームまで巻き起こした。また、その年の映画祭の賞はすべて総なめにした。一躍スターとなったイ・ジュンギは結局“スター病”にかかってしまった。2013年、イ・ジュンギはSBS「ヒーリングキャンプ」に出演して自分の“スター病”について告白した。記者たちに無礼に接して、マネージャーがいないと一歩も外に出られなかったという。人気はイ・ジュンギを蝕んでしまった。結局、イ・ジュンギは親友から一発殴られることで“スター病”を克服し、再び演技に集中し始めた。イ・ジュンギは「王の男」を通じてそうやって天国と地獄を行き来しながら俳優として成長した。


イ・ムンシク

SBS「イルジメ【一枝梅】」でイ・ジュンギと親子役で共演した俳優。
イ・ムンシクとイ・ジュンギは素晴らしいコンビネーションで親子の姿を描き、視聴者から大きく愛された。愉快なアドリブから切ない親子愛まで披露したイ・ムンシクとイ・ジュンギ。実は2人はこの作品より前に、映画「フライ・ダディ」で共演したことがあった。当時、イ・ムンシクは「演技において切磋琢磨したい」と言うほど、新人俳優イ・ジュンギに対する称賛を惜しまなかった。「イルジメ【一枝梅】」でイ・ジュンギはアドリブを繰り広げるイ・ムンシクの呼吸に合わせていった。そうやってイ・ムンシクはイ・ジュンギにとって最高の演技の師匠になった。老練な演技派俳優イ・ムンシクの呼吸についていくだけでも必死だったであろうイ・ジュンギは、そんな中でも自分の役を完璧に表現した。


ユ・オソン

KBS 2TV「朝鮮ガンマン」で対立構図のキャラクターで共演した俳優。
ユ・オソンとイ・ジュンギはそれぞれ朝鮮最高の狙撃手チェ・ウォンシンと復讐を夢見るパク・ユンガン役を演じ、緊張感あふれる対立を見せてくれた。ドラマの撮影で2人は短い時間の中でも親しい仲に発展した。イ・ジュンギがSNSで公開したユ・オソンとの会話からも分かるように、2人は年の差を越えた気のおけない仲である。イ・ジュンギはユ・オソンを“アジェ(おじさんの方言)”と呼びながら友情を誇った。ドラマが終わった後、イ・ジュンギは一人でユ・オソンが出演する演劇を見に行くなど、変わらぬ親交を見せている。2人の演技派俳優の出会いは見る者の心も和ませた。「朝鮮ガンマン」での2人の好演は視聴者の脳裏に深く刻まれた。再び同じ作品で2人の姿を一緒に見られる日を期待したい。


キム・ジョンド

イ・ジュンギの所属事務所であるNAMOO ACTORSの代表。
キム・ジョンド代表は昨年、KBS 2TV「1泊2日」にキム・ジュヒョクの友人として登場して注目を浴びた。キム・ジュヒョクはキム・ジョンド代表について10年以上を共にしている所属事務所の代表で、親のような兄さんと紹介した。キム・ジュヒョクの紹介からも分かるように、キム・ジョンド代表は所属事務所の俳優と家族のような関係を維持する。所属俳優であるイ・ジュンギも彼を兄さんと呼んで従う。個人SNSだけ見ても、イ・ジュンギとキム・ジョンド代表は単純な甲乙関係(上下関係)ではなく、深い友情を誇る特別な関係だ。イ・ジュンギは現所属事務所NAMOO ACTORSに移籍してからまだ1年ほどしか経っていない。だが、2人は昔からの知り合いだった。イ・ジュンギはキム・ジョンド代表に対する信頼だけでNAMOO ACTORSへの移籍を決めたと明らかにした。その後、イ・ジュンギは自分を理解してくれる代表に出会い、また新たな作品に出演しながら精力的な活動を繰り広げている。


シン・ミナ

除隊後の復帰作として選んだMBC「アラン使道伝」のヒロイン。
当時、「アラン使道伝」はイ・ジュンギの復帰作として放送前から話題を集めていた。さらに前作SBS「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」で人間ではなく、妖怪の役を演じて人気を集めたシン・ミナが、もう一度人外の役で登場し、さらに関心が寄せられた。「アラン使道伝」はKBS 2TV「優しい男」、SBS「花ざかりの君たちへ」など錚々たる作品の間で同時間帯視聴率2位を記録するなど、なかなかの成績を収めた。イ・ジュンギとしては成功的な復帰作となったわけだ。「アラン使道伝」によってイ・ジュンギは前作に続き、“時代劇専門俳優”というニックネームを得た。これはイ・ジュンギが自分の役割以上のことをやり遂げたという証拠だった。イ・ジュンギは劇中、母親役で登場する女優カン・ムンヨンと切ない親子愛を演じ、好評を博した。前作「イルジメ【一枝梅】」で見せてた父との親子愛に続き、母との親子愛まで渉猟して演技の幅を広げた。


ナム・サンミ

イ・ジュンギの人生作に挙げられる「犬とオオカミの時間」で共演した女優。
当時、イ・ジュンギと好演を繰り広げたナム・サンミは、その年の演技大賞で優秀賞を受賞し、演技力を認められた。その後、イ・ジュンギとKBS 2TV「朝鮮ガンマン」で6年ぶりに再会し、もう一度共演した。「朝鮮ガンマン」でイ・ジュンギとナム・サンミはベストカップル賞を受賞し、特別なケミ(相手との相性)を披露した。ドラマの中の愛が現実に繋がるのではないのかという心配もあったが、ナム・サンミは一般人との熱愛を公開し、翌年にゴールインした。ベストカップル賞を受賞しながらイ・ジュンギは「ナム・サンミが間もなく他の男と結婚する。僕に足りない部分があまりにも多いからだ」と冗談を言った。2作品で共演したナム・サンミとイ・ジュンギは共に成長しながら同性の友人に負けないほどの深い友情を築いた。


ハ・イル(ロバート・ハリー)

意外な人脈。
ほとんどの人がイ・ジュンギとハ・イルが仲良しだという事実に首を傾げる。イ・ジュンギは中学校2年生の時からハ・イルのファンだった。ハ・イルの話によると、イ・ジュンギは弁護士とテレビ出演の2つの仕事をいずれも消化するハ・イルを偶像として考えていたという。イ・ジュンギはハ・イルに心を込めた手紙を送りながら気持ちを育ててきた。その後、イ・ジュンギは無計画にソウルに上京し、ハ・イルの元を訪れた。そうやって知り合った2人は、3ヶ月間一緒に暮らしながら深い友情を築いた。イ・ジュンギが俳優の夢を育てていた時、ハ・イルは隣で応援を惜しまなかった。2人はもう13年の友情を誇る。ハ・イルがテレビで「不細工だったあいつがこんなに上手くいくとは知らなかった」と冗談を言うほど、2人は深い友情を誇示する。


イ・ユビ

先日最終回を迎えた「夜を歩く士」の相手役。
2人は朝鮮時代のヴァンパイアと男装女性のロマンスを描いた。12歳の年の差があるにもかかわらず、原作と高いシンクロ率を誇るルックスで最高のケミを見せている。「夜を歩く士」を通じて初めて主演を務めたイ・ユビは、先輩であり相手俳優であるイ・ジュンギに対して強い信頼を示した。制作発表会の時、イ・ユビは「未熟な部分が多いけれど、素晴らしい俳優の皆さんに助けてもらいながら撮影している」と話した。これを証明するかのように、時代劇初心者イ・ユビはベテランイ・ジュンギに出会って好演を繰り広げた。イ・ジュンギがイ・ユビの頼もしい先輩になったように、イ・ユビもいつか後輩を引っ張る良い女優になることを信じている。






【PEOPLE】 2012年 イ・ジュンギを構成する5つのキーワード 

イ・ジュンギ

「かなり自意識が強いほうなんです。だから、なかなか落ち込まないタイプです。どんなに辛いことがあっても落ち込まないんですけど、もしそんな僕を落ち込ませるほど強烈な“何か”を経験したら、たぶんものすごく傷つくと思います。しかも、かなり長い間。挫折の期間は想像もできないぐらい長いかもしれませんね」―イ・ジュンギ、雑誌「COSMOPOLITAN」とのインタビューより




ソ・テジ

イ・ジュンギが幼い頃から“アイドル”として憧れたミュージシャン。
イ・ジュンギは後に、ソ・テジのカムバック特集番組に出演したり、ソ・テジが公演をした蚕室(チャムシル)室内体育館でファンミーティングを開催した。また、SMエンターテインメントのオーディションを受けたこともある。すでに知られている通り、イ・ジュンギは30万ウォンだけを持ってソウルに来て、様々なアルバイトをし、ファンクラブにも加入したロバート・ハリーの家でお世話になるなど、あらゆる苦労をしながら芸能人になるための準備をした。高校3年生の時、友達の演技の先生が出演した演劇を見て、「ステージに立っている俳優に向かう観客の視線を見て、羨ましいと思った。客席に座っている人々の感情をコントロールするその俳優が神のように見えるほどだった」と話したイ・ジュンギだが、彼は自分が感じたことを行動に移したのである。また、小学校2年生の時からパソコン通信のハイテル(インターネット普及前の韓国国内用パソコン通信)に加入しており、デビュー前にインターネット上で様々な活動を行った。彼はスターを“アイドル”として考え、本物のスターになるために積極的に努力し、インターネットを通じて自分に対する反応を見るのが当たり前のことになった最初の世代である。


CLAZZIQUAI PROJECT(クラジクワイプロジェクト)

イ・ジュンギが出演したミュージックビデオの曲「Sweety」を歌ったグループ。
このミュージックビデオでイ・ジュンギは、爽やかな美少年のイメージを見せてくれた。イ・ジュンギは学生時代、全国体育大会にテコンドー選手として参加するほど、ずば抜けた運動神経を持つ一方で、“少し鋭くシャープな形をした”目がコンプレックスだった。しかし、オーディションではその目のおかげで出演が決まり、強くタフなイメージよりも美男子であることが目立った。自分の実際の姿と芸能界が望む姿が異なっていたのである。しかし、演技の授業をまともに受けていない状態で、オーディションにすべてをかけなければならなかったイ・ジュンギは、あれこれ言える立場ではなかった。情熱一つで事務所に入ったが、それ以上のチャンスはなかなか訪れなかった。彼の言葉どおり、“不足を情熱で埋めようとした”時代だった。そして「王の男」に出会った。

イ・ジュンイク

映画「王の男」の監督。
イ・ジュンギの“何を考えているのか分からない目つき”に惹かれ、彼をコンギル役にキャスティングした。イ・ジュンイク監督は、オーディションでイ・ジュンギに「男と寝たことがあるか?」と聞いたが、それはあくまでもカム・ウソンが演じたチャンセンに愛されるコンギルのキャラクターを考えて投げた質問だった。「王の男」でイ・ジュンギは大道芸人コンギルを演じるためにタンブリングをはじめ、ほとんどの大道芸の技を自分で行った。しかし、映画でのコンギルは男女を問わず、すべての人を魅了するか弱い花のような男である。そのため、彼は技の練習をしているときでも、肌が荒れたらすぐに肌の手入れを受けなければならなかった。そんな状況のせいか、彼自身はコンギルが自分に合う役なのかと疑問を感じたこともあった。性別も本心も知ることはできないが、美しいということだけは確かな男。「王の男」でイ・ジュンギが見せた最も重要な演技は、特定の台詞や行動ではなく、作品全体を通して見せた美しさそのものだった。コンギルは数多くの女性たちに衝撃を与えた存在であり、韓国大衆文化史に新しく登場した男性像だと言っても過言ではない。そして、「王の男」は観客動員数1000万人を達成した。これについてのイ・ジュンギの感想は「どうやったらこんな数字が出るんですか?」だった。

ザクロ青年

イ・ジュンギが出演したCMのキャラクター。
女性たちに囲まれ、魅力的に歌を歌うイ・ジュンギの姿はコンギルの独特なイメージを最大化したものであった。当時、彼は男性的なCMを撮りたいと思っていたため、CMでの自分の姿が恥ずかしいと思った。しかし、彼が宣伝した商品が1ヶ月間で100億ウォン台の売り上げを記録し、彼は人々が思う自分のイメージを受け入れることにした。しかし、イ・ジュンギの実際のエピソードに似ているのはCMではなく、父親の反対を押し切ってソウルにやってきてスターになるという、漫画の中のザクロ青年のストーリーだった。それにも関わらず、人々はイ・ジュンギの実際の姿より彼のイメージのほうを好んだ。つまり、20代の若者イ・ジュンギとスター、イ・ジュンギの間にはそれほどの距離があったのである。「王の男」で始まった爆発的な人気は後日、「自分で考えてみても、その時は少し雰囲気に流された感じがする」と言うほど、彼が役者としてバランスをとるのを難しくし、しばらくの間「いきなりその人気が下がった」こともあった。そして、イ・ジュンギはその時から自分がやりたいと思うことをやり始めた。

キム・ジンミン

イ・ジュンギが出演したMBC「犬とオオカミの時間」の演出家。
SBS「マイガール」でイ・ジュンギが演じたキャラクターはコンギルのように美男子のイメージが強かったが、映画「フライ・ダディ」では長い髪を保つ代わりに、芯があり、けんかが強い高校生を演じた。また、光州(クァンジュ)民主化運動を描いた映画「光州5・18」では、当時の高校生のような短髪の姿を見せた。イ・ジュンギはコンギルのイメージから徐々に抜け出し、キム・ジンミン監督に「他人が話すイ・ジュンギは気にしていない」と告げ、「犬とオオカミの時間」に出演した。そのドラマで彼はやっと自分の運動神経を存分に発揮し、新しい可能性を示した。交通事故に遭うシーンを代役なしでこなして血を流したり、記憶喪失になった秘密工作員を演じるなどして、視聴者にタフな演技ができるということを見せた。彼自身も認めているように“相手との感情の交流を表現”するラブストーリーの演技にはまだ限界を感じるが、思い切り体を張った演技は、コンギルのイメージを払拭するための彼なりの方法だった。「犬とオオカミの時間」を起点に、イ・ジュンギは自分の実際の姿を作品に投影し始めた。

イ・ムンシク

映画「フライ・ダディ」とSBS「イルジメ【一枝梅】」で共演した俳優。
イ・ジュンギはイ・ムンシクと共演したいと思い、事実上、脇役に近かった「フライ・ダディ」への出演を決めた。そして、どんな状況であろうと徹底的に準備するイ・ムンシクから大きな影響を受けたという。イ・ジュンギの話題作が「王の男」だとしたら、イ・ジュンギの代表作は「イルジメ【一枝梅】」だといえる。彼は「イルジメ【一枝梅】」で「王の男」の時と同じく、美しい容姿を見せる一方で、「犬とオオカミの時間」の時のように休むことなく走り、転び、水に潜るといった様々なアクションを披露した。大道芸人コンギルはイ・ジュンギの容姿が持つイメージを最大化させたが、イルジメは彼自身が作品の中で思う存分に遊びながら完成させた新たなスーパーヒーローだった。彼の容姿が持つ柔らかなイメージを自分の性格や才能と組み合わせて、彼にしかできない分野を見つけ出した。

ポッピン・ヒョンジュン

イ・ジュンギの友人のダンサー。
「フライ・ダディ」で共演し、彼にポッピンダンスを教えた。イ・ジュンギは1万人を超えるファンを招待した大型ファンミーティングを開催し、彼から習ったダンスや歌を披露したこともある。そのファンミーティングはDVDとして発売されており、韓国はもちろん、海外でも高い売上を記録した。イ・ジュンギは出演作を通じて、徐々に彼独特の個性を持つ俳優の道を歩む一方、演技以外の活動を通じて自分の明確なキャラクターやスター性を見せてきた。幼い頃からパソコン通信に親しんだ世代らしく、インターネットを通じてファンたちと上手にコミュニケーションをとっている。また、ノ・ムヒョン大統領にスクリーンクォーター(自国内で制作された映画の上映日数やスクリーン数などに最低基準を設けて国内の映画館に義務付ける制度)に関して公開質問をした時は、「僕が用意した質問はほとんどNGが出た。あれもダメだ、これもダメだ」とあからさまに不満を表した。ブームの中心にいるスターがこのような率直な性格だったため、彼は非難を浴びることが多かった。しかし、イ・ジュンギはその分、作品の外でも興味深いキャラクターだと思われ、俳優というイメージを固めながらも、まるでアイドルのようにファンたちを熱狂させた。少なくとも今までのイ・ジュンギは、望んでいるものをその望みどおりに手に入れてきた。

シン・ミナ

イ・ジュンギの除隊後の復帰作、MBC「アラン使道伝」で共演している女優。
イ・ジュンギは軍に入隊するため、SBS「シンイ-信義-」への出演が取り消しになり、MBC「ヒーロー」は相手の女優が怪我をして交代するなど紆余曲折を経たあげく、結局いい結果にはならなかった。これまでの出演作を通じて興行成績はもちろん、スター性や俳優としての成長も認められてきた彼だが、初めて不振を経験したのである。また「アラン使道伝」は「犬とオオカミの時間」や「イルジメ【一枝梅】」のようにアクションを披露する男性主人公のストーリーに焦点が当てられるのではなく、その代わりにシン・ミナと“相手との感情の交流を表現”するラブストーリーを演じることが不可欠である。さらに、彼が演じるキャラクターウノは、いわゆる“カチルナム”(神経質で気難しい男)のようなはっきりとした性格を見せるというより、幽霊であるアランをリードする役である。そのため、イ・ジュンギにはより繊細な感情表現が求められる。「王の男」はイ・ジュンギに実際の自分と違う演技を要求した。「犬とオオカミの時間」では、彼がやりたがっていたものを見せることができた。そして、「アラン使道伝」では彼がより良い俳優になるために必要なことをやり遂げなければならない。彼は自分の意志で俳優になり、実際の自分とは違う強烈なキャラクターで愛されたが、最終的には自分の姿を表現して人々から認められた。「アラン使道伝」以降のイ・ジュンギも、自分の力や確信を推し進めることができるだろうか。イ・ジュンギの新たなストーリーが始まった。