Vol.1 ―放送終了 「Two Weeks」断言するに、今年最高のヒーリングドラマ | 恋する干しぶどう(*´・з・`*)♪

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Vol.1 ―放送終了 「Two Weeks」断言するに、今年最高のヒーリングドラマ


※この記事にはドラマ「Two Weeks」の結末に関する内容が含まれています。

 

成長、そしてヒーリング。「Two Weeks」を貫く2つのキーワードだ。

人生のどん底ですべてを諦めながら生きていた一人の男が、予期せぬ事件に巻き込まれることで人生の大切さを学ぶ。1日、いや、1分1秒がチャンスだということを、だからこそ人生は生きてみる価値があるものだということを痛感する。

26日に韓国で放送されたMBC水木ドラマ「Two Weeks」(脚本:ソ・ヒョンギョン、演出:ソン・ヒョンソク、チェ・ジョンギュ)の最終回では、殺人の濡れ衣を着せられて逃走したチャン・テサン(イ・ジュンギ)が、ようやく濡れ衣を晴らした。

テサンは白血病を患っている娘に骨髄を提供し、命を救った。初恋の相手ソ・イネ(パク・ハソン)との関係も続られるようになった。いつも他人によって踏みにじられていたテサンは、生まれて初めてありのままの自分を認めてもらえた。

「Two Weeks」は追撃スリラードラマだが、このドラマの本当の原動力は巨大なヒューマニズムだ。テサンはどん底で人々に後ろ指をさされながら生きる人物だ。ただ息をするから今日一日を生きているだけで、明日昇る太陽に何の意味も感じない。

しかし、自身に白血病を患っている娘スジン(イ・チェミ)がいることを知り、胸が躍り始める。娘は人生を諦めた彼の心臓を初めて躍らせる存在だ。よりによってその瞬間、ボスのムン・イルソク(キム・ミンギ)がテサンに殺人の濡れ衣を着せ、息の詰まるような2週間の逃走が始まる。

短いこの間に、テサンはすべてを新たに学ぶ。もちろん成長の過程は辛い。「生まれようとする者はある世界を破壊しなければならない」というある小説の一節のように、テサンは様々なことを経験しながら少しずつ削って整えられる。この苦しい過程を経て始めて彼は世界と、そして自分自身と和解するようになった。

「Two Weeks」はチャン・テサンがなぜそのような人生を生きるしかなかったのかを見せながら。視聴者を説得した。彼の成長が、心が癒される感動を与えてくれる理由だ。ソ・ヒョンギョン脚本家は毎回繊細にチャン・テサンの過去と現在を組み合わせながら彼への同情と思いやりを導き出した。そのおかげで、彼の成長を見守った視聴者も一緒に成長することができた。

 
 
俳優イ・ジュンギの演技もドラマに力を吹き込んだ。最悪の状況でもなんとか生き延びようとするテサンの切迫感をリアルに描いた。娘スジン役を演じたイ・チェミも、可愛らしい姿で視聴者を虜にした。父と娘の生きようとする意志は、人々を泣かせるに十分だった。

キム・ソヨンの演技も日進月歩だった。目標のためなら水火も辞さない熱血検事パク・ジェギョンそのものだった。ショートヘアにサバサバとした物言いまで、キャラクターのためにルックスから変えた。役に入り込もうとする俳優の努力が一目でうかがえる。

“悪の中枢”を担当したキム・ヘオクとチョ・ミンギの演技も欠かせない。氷のように冷たく、理性的なチョ・ソヒと、感情コントロールができないチョ・ミンギの演技は、最高の相性を誇った。相反する性格を持つ二人の悪役が手を組んだ時、その相乗効果は素晴らしかった。恋人役ではなかったが、それ以上の相性を見せてくれた。

さらに驚くべきは、ソ・ヒョンギョン脚本家の筆力だ。スリラーのジャンル的快感と重量感のあるメッセージを同時に伝えた。視聴率は高くなかったものの、作品性と娯楽性を備えることに成功した。特にテサンに向けた温かい眼差しは、彼の熱い人間性を確認させてくれた。今年最高の完成度の高いドラマだと評価できる理由だ。

「Two Weeks」の後番組としては「ドラマフェスティバル」が放送され、その後、10月9日からドラマ「メディカルトップチーム」が放送される。