お客様からの質問で一番多いのがこの質問です。

 

ひとことで答える場合は「約9割が江戸時代末期のご先祖様が判明します」と申し上げております。

現在取得できる、古い戸籍は「明治19年式」の戸籍です。最も古いのは明治5年式(いわゆる壬申戸籍)ですが、残念ながら封印されており、閲覧することができません。

 明治の戸籍ですから、江戸時代生まれの方が記載されております。

 

しかし戦後は「三代戸籍の禁止」で、親と子だけの戸籍です。未婚の娘でも子供ができれば、新戸籍を作ることになります。

 

戦前はそのような規定がないので、祖父母から孫、叔父叔母までも戸主を中心とした「一つの家制度」の中に暮らしていました。多くの方のデータが残っていました。

家系図株式会社では、かつて作成した家系図400件の調査結果を公表しています。

 

さかのぼれた世代数

一番多いのは「6世代」で37%、次いで「7世代」の32%で、両方で7割近くを占めていました。

 

最高の9世代まで判明したのは、3世帯ありました。

 

 

 判明した人数

一番多いのは「40人代」で28.8%、次いで「50人代」の21.3%でした。

 

「30人以下」は全体の28.3%でした。「80人以上」は4%を占めでいます。

 

遡れた時代

明治・大正時代は10.4%でした。

 

残り9割は江戸時代生まれの方です。

 

一番多いのは天保年間(1830~1843年)で、27,2%、その次は文政年間(1818~1829)でした。

 

一番古いのは、寛政年間(1789~1800)で0.5%でした。

頻度は一度見つかる程度です。

 

明治以降の方しか残っていないのは、関東大震災た空襲により市町村役場の火災によるものです。法務局にも「控え」があるのですが、法務局も焼失した場合は、再製できません。

 

 

   除籍簿の保管期間はかつて80年でしたが、現在では150年となっております。

   しかし、安心せずに戸籍簿を取得して家系図を作られることをお勧めします。