多くの妊婦さんや出産後の女性が悩まされる、痔
医師や助産師さんに相談したくても、なかなか面と向かって言い出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Photo by いしだひでヲ
安全な妊娠・出産に関する国際的権威であるデニス女史が、著書の中で、自分でできる痔への対処法をご紹介されています。
― 栄養面
・便秘を防ぐ
・精製炭水化物を減らす:甘い物、食パン、白米
・水分摂取量を倍にしない限り、ブラン(小麦ふすま)を避ける
― 自然療法
・いぼ痔を縮ませるために、マンサクを患部に直接当てる
・糸杉または乳香のアロマセラピー用オイルを4滴、お風呂に入れる
・不快感を和らげるため、レスキューレメディクリームを患部に直接塗る
・鍼灸師、リフレクソロジープロライセンス実技士、オステオパシーに診てもらう
(筆者エミ訳)
Denise Tiran 『Have a Happy Pregnancy』(2011, Hodder & Stoughton)
ISBN-10: 1444100963
ISBN-13: 978-1444100969
Have a Happy Pregnancy (Teach Yourself)/Hodder & Stoughton
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健康食品として人気のブランですが、水分をかなり多めに摂取することを心掛けなければ、便秘や痔の原因になってしまうのですね
便秘対策については、こちらの過去の記事もご覧ください。
* 妊娠中・つわり中の便秘対策~日本の方法がダメなら海外の方法も参考に~
乳香のアロマセラピー用オイルをお風呂に入れて入浴するのは、気分を落ち着かせるリラックス効果も期待できます。
以下の記事でも紹介していますので、宜しければご覧ください。
* 身近なあの花もNG!妊娠中に安全なアロマの種類
出産の最中は下半身にかなりの力が入るため、痔が悪化しがちです。
とくに立ち合い出産でご主人にもいきみ逃し等手助けをお願いする場合、患部が見えてしまう可能性があります
妊娠初期、つわりにより水分や食物の摂取量が十分でなく、便秘が悪化し、痔に繋がるケースがありますが、まだ間に合います
痔がなるべく習慣化しないよう、早めの対策を心掛けましょう