何だか最近「便秘」気味・・・。
そんなお悩みありませんか?
もしかしたら、前回の亜鉛に続き、第2の必須ミネラルが不足しているために起きているのかもしれません。
例えあなたが今までバランスの良い食生活をしていたとしても、妊娠をすると赤ちゃんの分まで栄養が必要となるため、特定の栄養素が不足がちになり、結果的につわりを始めとした様々な症状が引き起こされる、そんなことがよくあります
妊娠期に必要量が増える栄養素
・カロリー、たんぱく質、脂質 (n-6系脂肪酸)
・ビタミンA(レチノール等)、ビタミンD
・ビタミンB群:B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、パントテン酸(B5)、B6(ピリドキシン等)、B7(ビオチン)、B12(シアノコバラミン)、葉酸
・ミネラル:マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン
こう見ると、葉酸やつわりの第一選択薬にもなっているビタミンB6を始めとしたビタミンB群、そしてミネラルの必要量が妊娠中に増えるのがわかります。
今回の必須ミネラルが不足すると
□ 食欲不振
□ 無関心
□ 衰弱
□ 便秘
□ 不眠症
□ 月経前の徴候
といった症状が初期には現れます。さらに悪化すると以下のような症状も見られます。
□ 吐き気や嘔吐
□ 低血糖症(頭痛、めまい、だるさ等)
□ 身体のうずきや麻痺、こむら返り
□ 飲み込むのが困難
逆に、このミネラルは医療現場で経口投与などで活躍しています。
・便秘などへの下剤として
・胃酸過多や逆流性食道炎(胸焼けや逆流など)の症状緩和を目的として
・高血圧や片頭痛の予防として
・子癇前症(娠高血圧腎症)の予防として
また、カルシウムと一緒に骨の健康に密接に関係するミネラルです。
もう分かりましたか?
答えは、マグネシウムです。
緑の葉野菜、ナッツや大豆などの豆類、エビや魚介類、全粒粉の穀物やパンなど
マグネシウムを摂るポイント
亜鉛と鉄のように、マグネシウムとカルシウムはシーソーのようなバランス関係にあります。また、過剰摂取は下痢を招くことがあります。