街の灯。
何が正しくて、何が間違っているのかも、もう、わからなくなってしまった。
正しいと思ったことは報われず、間違っていると思ったことに負け続けるうちに。
あるいは人にはそれぞれ事情があるのだと知ってしまったから。
そうして、何もなかったように今日も一日が終わっていく。
明日はやってくる
多分、今日と似たような明日が
慣れない仕事に戸惑って 「最初はみんなそうだから」って言葉に薄く笑って
でも昨日の自分と今日の自分は何にも変わってないように思えて
外を駆けずり回って 別に悪いことしてないのに頭だけペコペコ下げて
「それではお願い致します」なんて 言い慣れない言葉使って
はあ、と知らずにため息がもれて なんとなく見上げた空には一番星が輝く
目の前を足早に歩いてゆく人たちは 誰も空なんて見ていない
うつむいているか、前を頑なに見つめるかして 次々に通り過ぎていく
何をそんなに急いでいるのか どこにいくのか
ああ、きっと 昨日までの自分もあの中にいたのだと ふと気づく
よし あの一番星は今日、 自分が世界で一番最初に見つけたことにしよう
ヘンな自信をつけて
また、歩き出す 明日へ