パワハラ体験
名前:Oさん
年齢:55歳
性別:女性
仕事:コールセンター
勤務年数:15年
自分の性格:割合と温厚で普段怒ったりしない性格。
定年前の男性上司がコールセンター長として異動してきました。
以前の職場でもコールセンター長をしていたようですが、女性関係でトラブルがあり会社の意向でこちらに異動となりました。
コンプライアンスなどなかった世代の方なので、自身の女性関係なども隠しもせず自慢げに大声で話をし、若い子や綺麗な部下にはやさしく贔屓してましたが、若くも綺麗でもない私には結構きつい態度を日々取られていました。
私もそれなりの年でしたので、細かいことに対して気にしていない振りをしていると、反応がないせいか更にヒートアップ。
社歴もそれなりにあり新人に指導をしていたポジションでしたが
「所詮パートのくせにそんな事一人前にするな!」と言われたり
他のパートの前でも露骨に「あいつは仕事が出来ない!」と嫌味を言ったり、誰が見てもつまはじきしてるのがわかるほどの態度を取るようになってきました。
とにかくされた事に対して怒ることをせず、自分自身で感情をおさえて仕事をしていたら
ストレスにより顔面神経麻痺で2週間程入院することになりこのままこの部署にいれば精神が壊れてしまうのではないかと思い始め、今まで多少の嫌がらせなどはねのけていましたが、今回はさすがに長年勤めた会社を辞めなければいけないかと考えるようになりました。
ある台風の日に電車が止まり仕事に行けずに、電話で上司に「休みます」と言うと電話越しでも、機嫌が悪いというのが感じられる「あ?」と言うような相槌からのガチャ切りをやられました。
翌日出勤したら○○さんはタクシーで来てくれたのに、他に手段もあっただろとかなり責められました。
他の交通手段を使ったとして、到底 距離的に勤務時間に間に合わないのも知りながら責められ、納得がいかないまま上司が休みの日に偶然にも台風の日の勤務表が目につき何気なく裏をめくると、当日欠勤したパート4名の名前があり、当日仕事に来れただろうと上司自身が考えた交通手段をメモしていているのを見つけました。
ただ私であろう交通手段が記載している名前が一言「ブタ」と書かれていました。
Oさんのとった行動
この時点で即座に別所在地にいてるセンターを管理している上司に電話して証拠をFAXして、パワハラを受けていることを告げ、どうしたいかと問われ「とりあえず私の前から消えてほしい」と告げ、以降そのパワハラ上司は私の前には二度と現れずに、定年前に退職する形となりました。
解雇の話でもよかったのですが、本人には罪があってもご家族が大変な思いをすることには気が引けたので解雇はしなくてよいとお伝えして、辛かったパワハラ時代は終了しました。
Oさんの相談相手
周りのパートの方は社歴が浅い方ばかりで形上は励ましはしてくれましたが、分かっていてもどうすることも出来ずにただ干渉せずの立ち位置でした。
センター長を監視する上司も、なんとなく分かっていてもトラブル回避の為、見て見ぬふりをしていました。
同じようなパワハラで悩んでいる人にアドバイス
もし「仕事は好きだが、いじめによって退職しようと思う方」がいるなら、それはとりあえず最終手段にして
まず職場の目安箱など相談できる所に話を聞いてもらい一度は抵抗してみてください。
出来ればある程度証拠になるものを私のように提出できれば、かなり有効に動けると思うので頑張ってみてください!
パワハラ体験を聞いて
Oさんの「証拠を残す」「抵抗する」という行動はとても良かったと思います。
そもそも「証拠」がないと好き嫌いで嘘を言っていると思われる可能性があります。
職場に目安箱が無い会社もあると思いますが、その分証拠はより必要不可欠となります。
現在進行形でパワハラで悩んでいる方がいるのであれば、ボイスレコーダーや録音機能ある携帯アプリなどを胸に潜ませ、証拠を記録に残し会社に提出、または弁護士に相談してみてください。