vol.71
こんにちは!
木造住宅専門アドバイザー
一級建築士の野口です!
もう少しで
梅雨入りとなりますが
準備できてますか?
中国地方は例年だと
6月6日頃に梅雨入りです
記録を見てみると
2021年は5月12日には
梅雨入りしてたんですね
なんだか
今年はもうすでに
雨が多いような気もしますが
天気予報では
また来週から
曇や雨の予報が続いてます(汗)
"梅雨に入る前に
雨漏りをしている所や
劣化箇所を直したい・・・"
そんな問い合わせが
この時期増えます
建物の中で一番
雨にさらされる所は屋根です
屋根関係の中でも
地味な存在ではありますが
雨樋も重要な存在です
この雨樋がないと
どうなるのかと言うと
屋根から流れてきた雨が
そのまま外壁を伝って降りたり
屋根から落ちた雨が
下の瓦や地面に
はじき返されて
その雨が建物に当たって
外壁材の劣化を早めたり
雨漏りの原因となります
今回は
ちょっとマニアックですが
そんな雨樋の
掛け替え工事の一例を
紹介します
昔の樋は
だいたい鉄板製のモノを使ってる事が
多いです(この地域の場合)
材種が鉄板なので
劣化するとサビてきて
ボロボロになって
そこから水がタラタラ落ちてきます
この鉄板製(写真)の耐用年数は
10年程度のモノで
写真の樋は
取り付けられてから
40年以上経つそうです(汗)
築年数が古いと
こんな感じの所が
あちこちで見られます
部分補修をしても
キリがないので
このお宅の場合は
全部取り替える事にしました
さすがに樋は
自然素材というワケには
いかないので
メーカーの既製品を使います
樋の材種として
・塩化ビニール製
・ガルバリウム製
・銅製
・ステンレス製
と色々あります
特性や耐用年数なども
色々あります
話すと長~くなるので
気になる方は
グーグル先生に
聞いてみてください(笑)
今回はお客さんの予算や
要望に合わせて
塩化ビニール製のモノを
採用しました
みなさんご存知の
パナソニック製です(笑)
パナソニックのアイアン丸
と言われる商品で
塩化ビニールで挟んでいます
耐用年数は20年程度
施工性がよくて
コスパもそこそこいいです♪
ちょっとした修理をするにも
比較的簡単です
ホームセンターでも
部品を売っているので
DIYでもできそうですね
(危険なのでオススメは
しませんが・・・)
ちなみに
耐用年数を考えるなら
ガルバリウム製がいいです
うちでは
こういった築古の物件には
この製品を使うことが
比較的多いです
↑瓦に反射した
太陽に光がまぶしいですが
こんな感じで
交換もすべて完了しました!
これで
雨の時の気になる要素が
一つ消えました
雨樋は少しくらい
損傷していても
ほっとかれている事が
めちゃめちゃ多いので
樋からの雨漏れが原因で
取返しが付かなくなる前に
交換や修理しておくことを
おススメします
本日も
屋根から失礼しました!笑
それではまた明日!
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