dreamのメンバー大量増員の意図が明確にならなまま、「MUSIC IS MY THING」のリリースパーティーがヴェルファーレで開催され、しっかり僕も参加しました。イベントはなかなか盛況で、ファンが会場にぎっしりと入っていた。まだ、dreamの威光は衰えていないっていえるくらいの集客力です。もちろん無料イベントっていうこともあったと思いますが。
昨夏のa+nationは、新メンバーが表舞台に出てから、間もない時期のステージでしたから、パフォーマンスのレベルが低いのは仕方が無い。それよりも、よくステージに出す気になったavexに感心します。それから約半年の期間をおいてのリリースパーティーです。充分なレッスンをこなしてきたでしょうから、期待をもって会場に入りました。
このイベントで見せてくれたライブパフォーマンスは、期待通りのものでした。それほど高い期待があったわけじゃないですが、「あ~ぁ」とか思わないで済んだ。このぐらいは出来なくちゃいけないでしょうというレベルでしたけど。実際、現在DVDでこの時のライブを見ると、パフォーマンスはちょっとヌルイです。だけど会場は熱かったなぁ。ちょっと派手な喧嘩があったりしたし、佳奈さんがとても心配そうな顔でチラチラ見てた。
僕的には、佳奈さんのスカート姿が凄いなって思ったりして。
彩ちゃんのマイクのスイッチが入ってなかったり、
優さんがこけそうになったり、
佳奈さんがダンス中にマイク投げたり、
細かいトラブルはありましたが、パフォーマンス自体は成功したといって差し支えないですね。
パフォーマンスのレベルとしては低いのですが、優、佳奈がステージの印象をぐっと引き締めていましたね。
そして、パフォーマンスレベルがどうであるかというより、とても大切な気持ちっていう面では、新メンバーも歌やダンスに真摯であることが伝わってきた、印象深いライブになりました。
このド素人から、いきなりデビューという荒行は、3人dreamが生まれた経緯を彷彿させ、現在と過去がステージ上でシンクロし、とても不思議な過去への臨場感を味わされました。それはdreamをdreamとしてもう一度好きになれるということでもあり、増員で反感を持った分、反動が起きて進行形のdreamを余計に好きになっていくという結果に導かれていきました。ただですね、決して気持ちがリセットされたわけじゃないのです。輪廻っていうんでしょうか、過ぎ去ったことを踏まえたうえで、新しいファンになったってことですね。
つまり、dreamも生まれ変わって、ファンとしての自分も生まれ変わったというのかな。このライブによって新生dreamと、ファンは、3人dreamという事実を過去という倉庫に格納してしまったと思います。それからのライブでは3人dreamの楽曲をまるで自分達の楽曲として当然披露するわけです。松室麻衣の歌詞を新メンバーが歌うのです。この麻衣さんの歌詞を歌うっていうことが、まるでdream礼典を読むかのような行為になり、麻衣さんが尚更に神格化してしまう現象があるように思われますね。
過去を尊重し、遺物を劣化させない姿勢と努力が、かえって3人dreamとの違いを明確にさせ、過去との分離が強化されてしまったのですね。これには麻衣さんが姿を現さなかったことも大きな要因としてあると思います。
アーティストとしての方向性は違う。ですが、過去に尊重というアンカーを打ち付けてしまっているので、進化しきれずにマーケットに受け入れられるスタイルを確立できませんでした。
ですが、あどけない可愛らしい女の子達が、真剣にパフォーマンスを繰り広げる姿は、新しいファンを獲得していきます。それと同調して古いファンは去っていく。残った過去からのファンは強固な意志によってファンを続けていくようになったと思います。このいわばベテランファン(ドリヲタ)と新生dreamの真剣なパフォーマンスが、あの溶解していくような熱いライブ感を発生させていったのではないでしょうか。
つづく