今日は…
チラシを担当させていただいていて
以前から楽しみにしておりました…
『地域に"寄りそ医"20年』
中村伸一先生の講演会へ行って来ました!
在宅看護、見取り(死)…
患者さんの想いに寄りそ医続け…
重いテーマですが
先生ご自身と患者さん、その御家族との
心の絆があるからこその…
ユーモアや笑いを交えての講演でした!
非言語的インフォームドコンセントのお話しや
色々な体験を語ってくださいましたが…
胸が熱くなり、涙を堪えました…
『先生…桜を見る事は、出来るだろうか?…桜が見たい』
と、言っていた末期ガンの患者さんがいた…
そして桜は五分咲きになった…
先生:『桜、咲きましたよ!見にいきましょう』
患者さん:『まだ早いからもっと咲いてからに…』
体調も良くなさそうだったので桜の花見は
後日へ延ばした…
ある日…電話が入った!
『先生!お父さんが息をしてません』と…
その時、先生は…
もう亡くなっている事は、承知していましたが
途中で、桜の枝を折り…
患者さんのお宅へ向かった!
奥さんに桜の枝を渡すと…
亡くなっている旦那さんを前に先生へ
『最後に…桜を見せる事が、出来ました…ありがとうございました』
とおっしゃったそうです…
先生の桜を見せたいと想う心は届きましたが…実際に見てもらう事は叶わず…
とても辛く…
末期ガンの患者さんに桜の花を見せてあげられなかった事を悔やんでおられました…
先生は現在、多くの患者さんの願いを叶えるべく
ご尽力なさっています!
ボランティアでされている事も伺いました

費用や損得の関係なく
いい意味での[お節介]や[粋な計らい]は…
無くなってはいけないと感じました!
講演中…何度も『情けは人の為ならず』
と…先生は話してくださり
(そのとおり
)『人の世話もするが、世話にもなる』
…ですよ♪とも、おっしゃった(⌒‐⌒)
子供のいない私にとって…
老後は、人様のお世話になる部分が多く
なる可能性が高いです…
先の事は分からないので…
今を生きる事に心を向けるようにしておりますが
できるだけ元気な身体でいられるように
したいですね

講演会の最後には…
東北の震災の後に国内外から発せられた
メッセージを載せた映像を観せていただ
きました…
その中に…
『日本人は、絆が無くなってしまったのではなく
隠れていただけなのだ』
と、ありました…
時々…『なんて世知辛いんだろう…』
と感じる事があり…
そういうものなのか…
と、流されそうにもなりますが
今日のお話で…
やはり温かい心で生きて行けばいいんだ
…と、落ち着きました



中村伸一 先生
保健・医療・福祉の連携で旧名田庄村の
老人医療費や第1号介護保険料を福井県
内で最も低いランクに抑えることを実現
した。同地域の在宅死亡率は約4割であ
った。
現在、保健医療福祉総合施設 "あっとほ
~むいきいき館" のジェネラルマネージ
ャーや全国国保診療施設協議会理事、自
治医科大学地域医療学臨床教授を兼任。
平成21年『プロフェッショナル仕事の流
儀』(NHK)に出演。
共同執筆した本邦初の地域医療の教科書
『地域医療テキスト』(医学書院)が出版
された。
『プロフェッショナル仕事の流儀コミッ
ク版・医療の現場に立つ者たち』
(イーストプレス)が出版された。
平成22年6月、初の単著『自宅で大往生
-「ええ人生やった」と言うために』
(中公新書ラクレ)を刊行。
平成23年8月、『寄りそ医-支えあう住
民と医師の物語』
(メディアファクトリー)を刊行。
平成24年9月、『ドロクター』
(NHK-BSプレミアム)放映。
平成25年2月、『サヨナラの準備』
(メディアファクトリー)を刊行。
どさない大丈夫(^-^)v
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