最近は専ら本の世界に潜り込むことが多く、只々ひたすら読み耽っています。
あの最悪な二週間は何だったのか、と思う程に、穏やか、なのかなあ。
全てが抜けてしまったかの様に、静かで、空っぽで詰まらない人間になっている、と実感しています。
だからつい昨日、友人から旅行の誘いの連絡が入った時に、思わず涙が出てきました。
大袈裟かもしれないけど、大切な人が近くにいるってそれだけで素敵なことなのです。最近それを実感することが多く、改めて思うのです。会おうと思えばすぐに会える距離って、とてもとても素敵なことなのです。近くにいる、って、本当に。
会いたくても、会えなくて、会えないってわかっているから、会いたいって言えなくて、だからまた会えない。
人間って、周りの人で出来ているから、ずっとそんな状態が続くと、何かが抜けていくんだよね。空っぽ。人は自分の鏡だから、鏡が無いと自分がわからなくなるのです。そうそう、良くも悪くも相手がしてくることは、それに対して感じる自分の思いは、知らずでも故意にでも相手に与えているもの、なんだって。嫌な気分にさせられたら、相手も嫌な気分にさせられている、ってこと、らしい。
ああ、でも書いていて思ったのだけど、今これを経験できて、良かったです。人生の中でこの思いを経験出来て良かったです。だってそうしたら、余計に他人を大切にしようと思うもの。家族も、友人も、恋人も、関わる人全て。
良かったこと、なのよ、そう。