ときの移ろいははやいもので、ジャンボ鶴田こと鶴田友美さんがご逝去され、今年13回忌を迎える。
プロレス界の現状をみて、ジャンボ鶴田が生きていたらと思うことが何度もある。
ジャンボの夢がもし実現していたら・・・と。
ジャンボの夢、それは。
《年をとったプロレスOBたちがプロレスのトレーニングを第二の人生で生かせるようにしたい》というものだ。これは”Show”大谷泰顕さんのインタビューに答えての発言である(「オーバー・ザ・シュート 最強プロレス=格闘技読本」に収録されている)。注
ジャンボは続けてこう云っている。
《(略)病院のリハビリとか高齢者に対して、というかたちもあるし。たとえば糖尿病の患者はどういうトレーニングをしたほうがいいかとか。そういう需要は多いと思うんですよ。だから厚生省なりで資格を取得して、派遣されたりとか、そういうことができるようになればね。》
もしこれが実現していたら、いや実現しなくても実現に向け一歩二歩進んでいたら、プロレス界の現状は変わっていたと強く思わざるを得ない。
あまりにも早すぎた死だった。
残念でならない。
合掌。
注 当時、ジャンボ鶴田は大学教授への道を歩んでおり、このインタビューは、米国オレゴン州立ポートランド大学へ客員教授として赴任のための渡米前に行われた。