読書の記録 vol.008 | 双極性障害の人生イロイロ 〜うつ病・休職・復職・結婚・離婚・休職・双極性障害・リワークデイケア〜

双極性障害の人生イロイロ 〜うつ病・休職・復職・結婚・離婚・休職・双極性障害・リワークデイケア〜

書きたくなったら、書きたいことを、自由気ままに書いていきます。
病気のこと、日常生活のこと、仕事のこと、家族のこと、などなど。

34冊目


復職が近付き、この先どのような働き方をしていきたいのか、どのように働こうか、自分がやりたいことは何なのだろう、自分にできることは何なのだろうと、かなり未来志向な考えができるようになってきたこの頃。
また素敵な一冊に出会えた。
自分が苦しんできたこと、それが和らいできたこと、進もうと思い始めたこと、それらの点が線で繋がったという感覚。
私が味わった屈辱や挫折、絶望感というのは、この先自分の人生の糧になることは間違いないし、さらには人や世の中を救うために使えるかもしれないと思えた。

少し引用させていただきます・・・

「もし、あのとき違った結果になっていれば」という想像は、現実から目を背けているときに心に浮かんできます。過去を否定すれば、現在も否定することになり、それはさらに未来まで否定することにつながります。
反対に過去を肯定できれば、現在を肯定し、未来も肯定できるようになります。もちろん、過去の出来事そのものを覆すことはできません。変えられるのは、過去に対する認識だけです。

「未来の自分」は「過去の自分」に基づいて想像されます。「過去の自分」が無能なら、「未来の自分」も無能にしか思えません。今とは別の未来を手に入れたければ、まず「過去の自分」を手放す必要があります。


マインドフルネスやアドラー心理学では、過去も未来もない、あるのは今この瞬間だけ。という考え方をすると思うのですが、私はその点は受け入れられず納得できていない。
過去の積み重ねがあるから今があって、未来を想像するから今があると思っている。
そこの矛盾をこの本は解決してくれた気がする。
大事なのは過去を認めて、受け入れて、昇華することなのかなと。過去の否定=今の否定=未来の否定というのは、凄く分かりやすいと思った。