たくさんの方々のご支援に支えられ、今日まで続けてきた当シェアハウスですが、
移転に伴い閉鎖させて頂く運びとなりました。

私自身の移住支援活動は継続することと、
シェアハウスの運営を親友にバトンタッチすることをご報告申し上げます。

ここ半年は諸般の事情の発生により、私自身は岡山に居住しながら、経済的にも人的にもギリギリの状態が続く中で、需要ある限りはと移住者受け入れを続けていた折、
シェアハウスの住人であり、私と同じ志を持つ親友が新たに香川県内に古民家を購入しましたので、
そちらに現入居中の避難母子と、これまでにご支援頂きました家具などの物品とともに移動することとさせて頂きました。

皆様からお預かりしましたご好意とご意志はそのまま受け継ぎ、大事に使い続けます。
移転後は今よりもさらに活かせるものと信じております。
勝手な判断ながら、これからも見守ってくださいますようお願い申し上げます。


友人は母子家庭の母であり、最初は当シェアハウスに避難母子として移住してくれました。
限られた経済状況の中で、10代から孤児支援のために全力で活動を続ける無私無欲の篤志家であり、また大変行動力のある、素晴らしい方です。

新しい家で現状の2家族以上の受け入れを始めるには、まだまだ家の補修が必要ですが、
今みんなで希望を持って手入れをしています。
今後の受け入れの募集は、今後は私の親友が主体として行う予定です。


移住にかかわるご相談は、継続してお受けして参ります。
これまで300組近いご家族のご相談と、50組ほどの移住に関わり、見てまいりました移住に関する知恵と地域についての情報を、求める方に差し出して行きたいと思います。

来月末を持って3年あまりの活動の中、マスコミに不本意なことを書かれたり、辛いこともたくさんありましたが、それをはるかにしのぐたくさんの出会いと喜びがありました。
泊まりに来てくださったたくさんのママたち、こどもたち、
気にかけてくださった近所の方々、遠くから多大な応援を送ってくださった方々、
そして築60年を迎えてなお元気に暖かく私たちを住まわせてくれたこの優しい家に、感謝いたします。

ありがとうございました。