先日はありがとうございました。●●病院で診察していただいている●●です。

僅かな診察時間で自分の仕事環境や心理を伝えるのは難しいと考え、メールさせていただきました。また、友人などに伝えてもなかなか理解されない葛藤などを先生にお伝えすることで、自分の気持ちが晴れればという考えもあります。
お忙しいことと思います、特にお返事を期待しているわけではないので、今後の治療の参考に役立てていただければと思います。

私は主任や課長といった職務ではないですが、今年の4月から●●責任者という立場です。会社は●●を発行している●●社ではありますが、不況の中、出版物だけでは利益確保が難しく、インターネット媒体も立ち上げております。私はそのインターネット媒体責任者です。ですので、業務内容は、●●業務、インターネットサイトの開発業務、広告制作業務、経理業務、販促業務など多岐に渡ります。もちろん全てを自身で行っているのではありません。自部署の正社員1名、アルバイト1名と、他部署の営業担当正社員12名の力を借り遂行しそれを管理しています。ただ、私は主任や課長といった職務ではないので、直属の部下というわけでなく、それぞれ各人の主業務の間を縫って、私のインターネット媒体の仕事をお願いしている状況です。私の所属する部署は5名程度の小さな部署ですので、他部署の人間に仕事をお願いしたり、自分で広告営業に回ったりしながら、自分の部署の課長に進捗を報告する様な毎日です。300件以上の飲食店や、美容室などの広告主を相手にし、忙しい仕事で、直属の部下もいない体勢に不満を持ちながらも、営業成績などは昨年対比で170%という好成績で、他部署の上長から褒められることもありましたので、やりがいのある仕事だと感じられることもあったと思います。

ただ、直属の課長との関係は全くよくなりませんでした。というのも、この課長とは、数年前に2年ほど一緒に仕事をする機会がありまして、そのときから苦手意識はありました。ただ、当時は直属の部下というわけではありませんでしたので、逃げ場を作りやすく、うまくいかないときは当時の上司に相談したこともありました。
それだけにこの4月での人事異動は嫌な気がしていました。私は直属の部下になるのでもう逃げ場がないのです。

その課長は特別に変な行いをするわけではなく、仕事に対してまじめです。上司からの指示には絶対的に服従し、そのため無理な仕事でも部下に押し付けやらせます。ですので、会社からの評価はいいのだと思います。ただ、部下からの意見には的を得ていても、否定されることは至極嫌らしく激昂します。そうなったら最後、部下は自分が悪かったと謝るまで怒鳴り声が止まないのです。なので、部下からの人気はあまりない方なのかもしれません。私も自分の意見を言う方なのでなんども衝突がありました。
ただ、それは課長の性格の不器用な部分で、後でその部下に「言い過ぎた」と謝ることもあり、愛らしく感じないこともないと私は思っています。

私は、例え違う考えの人間であっても、それなりの間をおいてうまく付き合っていける、また、その事を自分の特長としても考えてきました。なので、話すのも苦手な人間というのはいなかったと思います。それだけに、課長を理解できない自分が腹立たしく、自己嫌悪に走ることがあります。課長の激昂、自分の理解力のなさへの自信喪失、そんなものがぐるぐる頭の中を回っているのだと思います。

最近では、私の病状を課長の上長からそれとなく知り、気遣い優しさで接してくれることがあるのですが、私から見ると、その柔らかい表情の裏で、仕事の進捗が遅れていることへの激昂している表情にしか見られず、「体調はどんなだ?」という声かけにすらプレッシャーを感じ恐怖を覚えます。私の席の後ろの通路を課長がとおるだけで緊張をしてしまいます。緊張のあまり会話をするときは、うまく言葉がでてこないのと声が震えてしまいます。

こんなのは被害妄想でしかない。そう周囲の人には思われるでしょう。そんな自分の弱さに腹を立てることもあります。

ただ、ナイフで自分を刺してきた人間がいて、その傷が癒えたとして、その人間が今度はナイフを持っていなくても、正常な精神で対面することなどできないのです。

うまく伝えたいことが、まとまらなくてすみません。どうも、考えが堂々巡りしてしまうのです。ただ、何かを先生に伝えたことで少し安心をするのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。