ドローグデザイン(droog design)をご存知の方は多いと思いますが、創始者のひとりハイス・バッカー(Gijs Bakker)が日本のカルチャーに興味があったことから、2008年、国外初のギャラリーを兼ねた直営店舗が日本の恵比寿にオープンしたのを知っていますか?

 

 

Milk bottle lamp 12pcs by テヨ・レミ(Tejo Remmy)

ドローグデザインの代表的な作品。牛乳瓶を再利用した照明器具で、テヨ・レミ風の物質主義/大量消費社会に対するアンチテーゼです。

1ダース分の牛乳瓶が牛乳ケースに行儀よく並べられている様子のまま、天井から吊るされているノスタルジックな照明です。そういえば牛乳瓶って、あまり見られなくなった原風景となりつつありますね。

 

 

 

 

85 Lamps by ロディ・グローマンス(Rody Graumans)

みすぼらしく思われがちな白熱電球(裸電球)も視点を変えると、こんなにも美しいシャンデリアのような照明器具になります。
電球、電線、コネクタ、光を作り出すために最低限必要なものだけを使用し、85個のランプを束ねるだけで作られています。(コネクタの集合体部分も見映えがいいです。)
白熱電球と言えば照明器具により生まれてくる性別の割合が変わるという話を思い出します。
蛍光灯の場合、女の子7割。
白熱電球の場合、男の子7割。
自然光の場合、男の子5割女の子5割ということですが

哺乳類ではなく爬虫類での実験だったとか?LEDではどうなんでしょう?

 

 

 

Come a little bit closer bench by Nina Farkache

座りながらにして自由自在に移動できるビー玉が敷き詰められたベンチです。
ビー玉により座る位置を固定することが出来ず、意図せず勝手に動いてしまい、隣の人と近づいてしまう、、、ビー玉の音が心地良く素敵です。
ビー玉とはB級(規格外)の玉であり、ラムネに使われているビー玉は検査に通った合格品でA玉と呼ばれていることを知っていましたか?
 
 
 

Salad sunrise by Arnout Visser

オリーブオイルとワインビネガーの比重の差を利用した容器で、仕切りのない同じ容器に入っていてもそれぞれ混じることなく別々の注ぎ口から出てくるという作品です。
同じ地球にいても交わることなく争いを続ける人類を想像してしまいます。特に食文化は民族性が色濃く出ます、、、食べず嫌いではなく寛容に人の考えも受け入れながら生きていこうと考えさせられる、、、深いですね。考えすぎでしょうか?