Noda Rhythm(野田リズム)盤店 "ハイクポップ(High Quality Pops)" 専門店

Noda Rhythm(野田リズム)盤店 "ハイクポップ(High Quality Pops)" 専門店

旧tokuGawa盤店
素晴らしき "ハイクポップ(High Quality Pops)" の世界。

ハイクポップの数々をご紹介する ≪ 架空 ≫ のCD・レコードショップ。
ハイクポップとは?? の詳細はプロフィールにて ⇒



ある夜、トイレで用を足していたわたし。
そこへふとある天啓が突然やってきて、新たな気付きを与えてくれたのです、
『あれ?ことわざって、ひょっとして昔で言う例えツッコミじゃね??』


例えば【猫に小判】は、

たとえ高価なものであっても人によっては無用の長物であることを≪猫に小判を与える≫ことに例えています。
(そもそも「無用の長物」自体がことわざであることはおいといて。)

例えば【石橋を叩いて渡る】も、

用心の上にさらに用心することを≪石橋を叩きながら渡る≫ことに例えています。



では想像してみましょう、その昔【猫に小判】という言葉を最初に言い出した人のことを、、、、、、


むかしむかし、とある土地を統べる、とある城主がいたそうな。
その城主はたいそうアートが好きで、当時新進気鋭だった作家の作品を数多く集めていたそうな。

そしてその趣味が高じて、自らも作品を作ってみたいと考えた城主。
まず、半紙と墨と筆を用意して、おもむろに、とても美しくキレイな円を一つササッと描いた。
それはそれは、一つの歪みもない、きれいな真円だったという。

城主的には、多分、
これは宇宙を表わしている、とか、この世でもっとも美しいものの象徴である、みたいな感じで言ってほしかったのであろう。


早速、いつも右腕として従えている側近を呼んだ。
その側近は果たしてこの“円”を見てなんと感想を言うのか、たいそう楽しみにした。


“円”を見た側近はこう言った
「ん?何ですか?この円は。あ、なるほど!ちょうど殿の好物の饅頭と同じくらいの大きさの円ですね!

 いや、饅頭の方がだいぶ大きいか。
 ああ!!いつも殿が使われてる湯飲みと大体同じ直径ですね!

 なるほど、これは“湯飲み置き”の設計図ですね!

 え、わたしが“湯飲み置き”作れってことです?」



城主は速攻でツッコんだ
「いや、猫に小判をやっとんかワシは!!思ってたんと違うわぁ~~、嫌い!もう、おまえきらい!」



この様子を一部始終見ていた城主の左腕の方だった側近は、笑いをこらえるのが必至だった。
すぐさま下の者たちにこの出来事を言いまくり、たちまち【猫に小判】という例えツッコミが広まったそうな、めでたしめでたし。




この様に、キャッチーに仕上がったパワーワードって、みんな使いたくなるしすぐ広まるし、やっていることは昔も今も変わらないですね。



現代でいうと、フットボールアワーの後藤さんの代表作≪高低差ありすぎて耳キーンなるわ!≫なんてありますが、この例えツッコミも100年後には【高低差で耳キーン】としてことわざ辞典に掲載されているのではないでしょうか。

 

Mi-Ke(みけ)『想い出のG.S.九十九里浜』

 

 

 

最近ひょんなきっかけがありまして、初めてMi-Keを手にしてみる機会に恵まれました。

 

シングル「想い出の九十九里浜」がヒットしていた当時は、TVで大量に流れているのを耳にするも、特に音源を買うことはしておりませんでしたし、その後も1,2曲くらい、同じくTVで観てるだけでも耳残りのあるシングルがあった記憶ですが、そのくらいの認識で自分の中では終わっていたのでした。

がしかし、実際CDを買う、買わないにしても、日本国民には大きな記憶としては残っていたと思います。

 

 

そして今回初めて前のめりで掘ってみたところ、とんでもなく面白いグループ、いや、プロジェクトだったことを知るに至ったわけです。

 

まず、単なるボーカル・グループではなく、“プロジェクト”という大きな枠組みを前提として活動してたんだと知って驚き。

(実際に「我々はプロジェクトです」と言いながら活動をしていたわけではなかったですが)

もちろん、当時からちゃんと追っていた方々には既知も既知な話しではあるのですが、当時子供だった自分にはそんなメタ視点は当然なく、大人になった今だからこそ一番興味をそそられた点がそこなのです。

 

 

《ディスカバー60’s》がこのグループ、いやプロジェクトのコンセプト。

まずデビュー曲「想い出の九十九里浜」にて ”ディスカバーGS” を遂行。

リリースの91年当時に現在と同じく”レトロブーム”があったかどうか覚えておりませんが、当時としても明らかに古めかしいメロディーにとても新鮮味を感じた記憶があります。

 

ワイルドワンズ「想い出の渚」のタイトルをもじり、歌詞の中にも様々なGSの楽曲タイトルを織り込み、GSパロディ感を演出。

が、メロディー展開やコード進行をよくよく聴いてみると、ザ・ピーナッツにおける ”宮川泰ワークス” 感が相当強い。

   私「いやGSちゃうんかい」

 

ちなみに、この曲が出た翌年に流行ったセーラームーン主題歌「ムーンライト伝説」も全く同じコード進行とメロディ展開をしており、「想い出の九十九里浜」と参照元が同じなのか、「想い出の九十九里浜」自体を参照したのか、検証したいところです。

(と思ったらすでにネット上でそうとう擦られてる話題なの草)

 

 

 

そしてシングル「想い出の九十九里浜」の後にリリースされたのが、アルバム『想い出のG.S.九十九里浜』。

「想い出の九十九里浜」を1曲目に置き、その他はGSを代表する楽曲のカバーを収録したアルバムです。

なんとこのカバー曲がとても秀逸で、各曲のアレンジに当時の ”ビーイング王道J-POPロック” が施されており、新鮮味と哀愁味と安定感が付加されてて、非常に相性が素晴らしい出色の出来。めちゃくちゃグッときました。

原曲のイメージを崩さない系のカバーではなく、今風にアレンジする系のカバー。

 

なによりMi-Keのコーラスワークが素晴らしく、さらにもう一段階グッときました。

そもそも歌唱力が高い方たちなんですね、ということもここで初めて知るわけです。

 

全体を通して「想い出の九十九里浜」から違和感なく全部聴けてしまうのも推しポイント。

 

 

 

その後も全く同じ要領で

《ディスカバー歌謡曲》のシングル「ブルーライト ヨコスカ」と、いしだあゆみ、黛ジュンなどの歌謡曲カバーを収録したアルバム『懐かしのブルーライトヨコハマ ヨコスカ』のリリース。

 

《ディスカバー サーフィン・ミュージック》のシングル「サーフィン・JAPAN」と、ビーチボーイズ、ベンチャーズのカバーを収録したアルバム『太陽の下のサーフィン・JAPAN』のリリース。

 

などなど、洋邦交えた《ディスカバー60's》プロジェクトが続いていくのでした。

個人的にはその『太陽の下のサーフィン・JAPAN』が激推し。

 

 

 

ここでふと思ったのが「クリエーターが凄くラクしてる!!」です。

アルバム10曲くらいの中でオリジナル曲が1曲だけ、しかも、その曲もほぼほぼコード進行は当時の曲の王道的なコード進行を拝借しているので、大分ラクに作られている印象。

そのためMi-Keの活動期間約3年の間に7枚ものアルバムが制作されているという、爆笑に値する量産。

 

ビーイングがよく揶揄されていた〈質より量〉の企業体制が正に露わになったプロジェクトなのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨今でも≪花澤香菜×北川勝利≫タッグや、色んなアーティストとコラボする坂本真綾を中心に、声優界のポップス界隈では常に良作がリリースされております。

楽曲自体が素晴らしいのはもちろん、声優ポップスの何がいいって、やはり“声”に対してはみなさん訓練を積んでいるので、発声が良かったり、声のキャラクターが強かったり、ピッチが完璧だったり、歌い手としてのスペックが異常に高いところです。

 

 

そんな声優ポップスですが、過去を遡ってみても ≪気鋭アーティストとのタッグ≫ というのは声優ポップス界隈では常套手段的に行われており、その当時は知らなかった(そもそも声優界隈に疎かった)素晴らしい世界がそこには広がっていたわけで。

 

 

今回改めて90年代声優ポップスを探訪してみて、特に「凄いもの見つけた!!」な3作を挙げてみたいと思います。

 

 

■宮村優子 / 産休~Thank you~

 

1.弱きもの汝の名は女なり
                        作詞:みやむらゆうこ 作曲:髙浪敬太郎 編曲:髙浪敬太郎
2.恋と欲望
            作詞:青島雪男 作曲:関口和之(from サザンオールスターズ)編曲:長谷部徹
3.ママ・トールド・ミー
            作詞:小西康陽 作曲:小西康陽 編曲:小西康陽
4.球体
            作詞:岩里祐穂 作曲:髙浪敬太郎 編曲:髙浪敬太郎
5.チュッ・チュッ・チュッ
            作詞:弥勒 作曲:CHiBUN 編曲:CHiBUN
6.キス
            作詞:小西康陽 作曲:小西康陽 編曲:小西康陽
7.La La Means I Love You
            作詞:Thomas Randlph Bell&William Hart 日本語詞:みやむらゆうこ
            作曲:Thomas Randlph Bell&William Hart 編曲:髙浪敬太郎

8.聖母たちのララバイ
            作詞:山川啓介 作曲:木森敏之・John Scott 編曲:髙浪敬太郎
9.doobie-doobop '98
            作詞:Love Palette 作曲:Love Palette 編曲:髙浪敬太郎
10.Pardon!/ときどきオオカミ
            作詞:弥勒 作曲:長谷部徹 編曲:長谷部徹
11.アリガト
            作詞:髙浪敬太郎 作曲:髙浪敬太郎 編曲:髙浪敬太郎
12.さんきゅ
            作詞:みやむらゆうこ 作曲:みやむらゆうこ 編曲:髙浪敬太郎

 

 

声優としての代表作はエヴァンゲリオンの”惣流・アスカ・ラングレー”になりますでしょうか、宮村優子さんの98年のアルバム『産休~Thank you~』。

 

サウンド・プロデュースに元ピチカート・ファイブの高浪敬太郎氏を招き、彼独特のストレンジ・ポップ全開のマジカルな作品に仕上がっております。

小西康陽を招いたTr.3、Tr.6ももちろん名曲。

アルバムの流れも素晴らしく、Tr.11でしっとりと本編の幕を下ろした後、アンコール的に宮村優子さん自身が作詞・作曲したTr.12が入ってるのも特筆もの。

 

 

 

 

■國府田マリ子 / やってみよう

 

1.なりたい放題
          作詞:國府田マリ子 作曲:中村修司 編曲:中村修司&High Cheez
2待っていました-album mix-
          作詞:種ともこ 作曲:種ともこ 編曲:亀田誠治
3.屋上へゆこうよ
          作詞:種ともこ 作曲:種ともこ 編曲:西脇辰弥&High Cheez
4.シテみたい
          作詞:國府田マリ子 作曲:西脇辰弥 編曲:西脇辰弥&High Cheez
5.ロックでパンクでジャンクなボクのネコ
          作詞:國府田マリ子 作曲:西川進 編曲:西川進&High Cheez
6.好きだよ
          作詞:國府田マリ子 作曲:倉内充 編曲:亀田誠治&High Cheez
7.無理をしないで
          作詞:國府田マリ子 作曲:亀田誠治編曲:西川進&High Cheez
8.ボサボサのボサ
          作詞:國府田マリ子 作曲:古川昌義 編曲:中村修司&High Cheez
9.友達
          作詞:國府田マリ子 作曲:奥居香 編曲:奥居香&High Cheez
10.単三電池
          作詞:國府田マリ子 作曲:西脇辰弥 編曲:西脇辰弥&High Cheez
11.さよなら
          作詞:國府田マリ子 作曲:奥居香&種ともこ 編曲:奥居香&High Cheez
12.大切に思えるものが一緒ならいいよね
          作詞:國府田マリ子 作曲:ながつきまろん 編曲:亀田誠治

 

 

声優としての代表作はママレード・ボーイの主人公 ”小石川光希” ということになりますでしょうか、國府田マリ子さんの99年のアルバム『やってみよう』。

 

プロデュースを”井上うに”が行っており、編曲と演奏に”亀田誠治”、”西川進”などが参加しており、それら面々はそのまま初期の椎名林檎に参加している面々でもあり。

その甲斐あってか『無罪モラトリアム』に近しい音作りが成されているアルバム。

 

ベースうねりまくりのバンドサウンドに乗るコケティッシュな声のボーカル、そして破天荒なパンクTr.5やメロディアスなバラードTr.9という楽曲の振れ幅は、なんだかJUDY AND MARYをも想起させてくれてる気がします。

 

 

 

 

■Whoops!! / P

 

1.Whoopieコースター
         作詞:Suzi Kim 作曲:河辺健宏 編曲:河辺健宏
2友達の彼
         作詞:園田有吾 作曲:河辺健宏 編曲:河辺健宏
3.Urban Cowgirls(Native Ver.)
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛
4.ジーニー
         作詞:Suzi Kim 作曲:岡部啓一 編曲:岡部啓一
5.Urban Cowgirls(Love's Ver.)
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛
6.Private Time
         作詞:園田有吾 作曲:河辺健宏 編曲:河辺健宏
7.忘れないよ..
         作詞:園田有吾 作曲:岡部啓一 編曲:岡部啓一
8.Urban Cowgirls(Lovers Ver.)
         作詞:Suzi Kim 作曲」松井寛 編曲:松井寛
9.LOVE LOVE Fantasy(honey♡hunter Ver.)
         作詞:上野圭市・松井寛 作曲:上野圭市 編曲:松井寛
10.With
         作詞:園田有吾 作曲:種市弦・園田有吾 編曲:河辺健宏
11.Urban Cowgirls(Highschool Ver.)
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛
12.何も言わないで
         作詞:Suzi Kim 作曲:Suzi Kim・岡部啓一 編曲:岡部啓一
13.いつか(Guttiappella Ver.)
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛
14.Urban Cowgirls(Fashion Ver.)    
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛
15.LOVE LOVE Fantasy(Kitchen Dancer Ver.)
         作詞:上野圭市・松井寛 作曲:上野圭市 編曲:松井寛
16.Urban Cowgirls(Dub Mix)
         作詞:Suzi Kim 作曲:松井寛 編曲:松井寛

 

 

”Whoops!!” とは、坂本真綾さん、樋口智恵子さんのユニット。

ラジオ番組のパーソナリティで二人がレギュラーを務めたことで組まれたユニットみたいです。

そのWhoops!! の99年リリースの唯一のアルバム。

 

本作で一際わたしの目を惹いたのはやはり松井寛の名前が結構あるところ。

作家だけでなくプロデューサーも兼ねており、当時は『MISIA / つつみこむように』のアレンジで一躍ヒットメーカーに昇りつめた直後で、アルバム単位では初めてのプロデュースを担当したのが本作だったそう。

 

”声優ユニット×松井寛” なんとも響きの良いキャッチコピーでしょう。

 

 

音は、ハウス、ヒップホップ、R&Bなど90年代という時代を感じさせるクラブ・アレンジ。

既にソロデビューしていた坂本真綾の神がかった歌唱力はもちろんこちらでも発揮されており、当時の菅野よう子作品ではあまり見られなかったR&B的な楽曲やJ-POP的な楽曲などが凄く新鮮。

 

 

 

 

以上、

掘り始めたばかりの界隈なので、まだ見ぬ堀りシロにワクワクしています。