仕事が好きじゃない
私は元々看護師に興味がありませんでした。
看護師がどんな仕事をしてるかも知らずに、ただ親に勧められたからという理由で看護学校に入りました。
看護学校に入って看護の勉強をすれば、あるいは実際に看護師の仕事をすれば、看護師の仕事が好きになって楽しく仕事ができるかもしれない。
そう思って頑張ってきましたが、結局好きになることはありませんでした。
命を預かるのが怖い
看護師の仕事は、ほぼ全てが患者さんの命と直結しています。
点滴の交換、採血、清潔ケア、食事の介助...
どれも日々の業務の中でルーチンワークとなりがちですが、私はいつも怯えていました。
「点滴の種類を間違ったら」「ケア中にベッドから落ちたら」「食事を喉に詰まらせたら」
こんなことばかり考えて、いつも緊張していました。成長している実感がない
私は看護師として外科病棟、救急救命センター、船舶看護師で働いてきました。
働いている中で「今日はよくできた」と思える日は年に1、2日あったかどうかです。
いつも「今日もダメだった」「私がいることで迷惑をかけた」「私はいない方が良かった」とばかり思いながら過ごしていました。
負っている責任の大きさから、起きている時間はほぼ勉強に当てていましたが、自信がつくこともなく不安なまま仕事を続けていました。
人と関わりたくない
そうやって働いているうちに、段々と余裕がなくなってきました。
掃除はできず部屋はゴミだらけ、ポストのチラシもそのままでごみ捨てもしない、料理も作れずにいつも出前...
勉強にも身が入らなくなり、疲れが抜けずに休みの日はは20時間寝たこともあります。
「私はみんなに迷惑をかけている」と考えるようになり、ついには仕事に行けなくなりました。
人と会うのが怖くなり、もう二度と人と接する仕事はしたくないと思いました。
終わりに
ここまで看護師として働いて辛かったことばかりを書いてきましたが、看護師という職業自体はとても素晴らしいものだと思います。
一緒に働いた人達は、みんな生き生きとしていて、どうすれば一番患者さんの為になるかを常に考えていました。
今回はここまでです。