プロ野球の試合の審判には「責任審判」がいる

 

 プロ野球の試合の審判は、通常4名(球審1名、塁審3名)で行いますが、その中の1名はリーダー的な役割である「責任審判員」となります。 

 

 基本的には、「クルーチーフ」等の役職がついている審判員が責任審判になりますが、役職者がいない場合には一般の審判員が責任審判を務めることになります。

 

 

「責任審判」と入局年月日の関係


 現在、責任審判を担当している審判をインターネットで調べました。 

 あわせて、各審判員のプロフィールをNPBの公式サイトで調べました。
 
 そうすると、責任審判を担当している(担当できる)審判は、ほぼ入局してからの年数順になっていました。
 また、「クルーチーフ」という管理職的立場になっているのも入局順になっていますね。 
 
 
※栁田審判員だけ例外ですが、栁田審判員がクルーチーフの立場(当時は「主任」)になったのはセ・パの審判組織が分かれていた2010年ですので、前体制のなごりといったところではないでしょうか。
 
 基本的には、入局年月日が遅い人が早い人を追い越して責任審判をやったり、クルーチーフへ昇格したりというようなことはみられません。
 
 吉本審判員が今年(2018)から責任審判を担当するようになりましたので、年数順で行くとすれば、次は敷田審判員(卍)が責任審判をするようになり、その次に飯塚、白井、杉本が続いていくのではないでしょうか。
 ただ年齢制限もあるようですので、飯塚審判員などは厳しい状況かもしれません。

 

 

 

 なんだか、社内人事を噂しているような気分になってきましたね・・・。

 「誰が先に課長に昇格するのか」「あの人を差し置いてこの人が先に上がっちゃうのか」みたいな。

 

NPB審判は年功序列型?

 能力主義的な世界なのかと勝手に思っていましたが、意外にも年功序列の世界であるようにみえます。 
 
 それとも、一定の年数が経って、責任審判を任せられなかったり、チーフになれないような人物は契約更新されずに消えていくということでしょうか。
 
 こういう観点からプロ野球をみるのも一興です。

 

 

参考リンク(2018年8月19日閲覧)