ビジネス書を読んだ時には、読書メモを作成しています。

 読書メモの作り方は、いろいろと紹介されていますが、私は『大事なことはすべて記録しなさい』(鹿田尚樹、ダイヤモンド社、2009)で紹介されていたものをベースに、『ACTION READING』(赤羽雄二、SBクリエイティブ、2016)の内容を混ぜて、自己流にアレンジして実践しています。


 ビジネス書は、基本的に『BOOK OFF』の200円コーナーで面白そうだと思ったものを4~5冊まとめて買ってきます。
 仕事で必要な専門書などは新品で買いますが、ビジネス書は新品では買わないことにしています。
 大体書いてある内容は同じですし、1冊のうち数行だけでも新しいモノの考え方に出会えればいいのです。
 新しさよりは、数、いろんな著者の考え方に触れることを重視しています。

 最近は「~コンサルタント」「~研究家」みたいな著者よりは、名の知れた企業の経営者の本を読むようにしています。説得力が違いますね。


 読むときには、「なるほど」「そういう考え方があるのか」と思ったところに線を引きます。
 ボールペンでも色ペンでも、何でもよし。ペンがなければ、爪でしるしをつけておくだけでも構いません。

 マーキングしたページは、ページの右上を折っておきます。
見開きで左側のページでも、右側のページの右上を折るというルールにしています。

 読み終わったら、読み終わった日付と評価(○、△、×)を本自体に書き込みます。


 時間のある時に、端を折ったページを開いて、線を引いた部分をPCでテキストファイルに打ち込みます。
 これで読書メモの完成です。

 このテキストファイルを、メール添付で携帯電話に送ります。
私はガラケーを使っているので、電子書籍はもちろんPDFを見ることもできませんが、テキストファイルは見ることができます。

 そして、外出時のふとした瞬間にメモを読み返しています。
通勤の電車やバスの中、飲食店で料理が出てくるのを待つときが多いですね。

 日常業務の中でいろいろと頭のなかがごちゃごちゃになっているところで、自分の考え方を今一度見つめ直し、「さて、頑張るか」と気合を入れるわけです。


 作成が終わった本は、読後につけた評価を元に取扱いを決めます。
×のものは迷わず処分。
△はとっておきますが、保管場所がなくなってきたら優先的に処分。
○は残しておきますが、もう一度読んでも、読書メモがあれば十分だと思ったら捨てます。

 もともと200円で買ってきたものですし、参考になる部分は抜き出してあるわけですから、捨てるのにそれほど抵抗はありません。
 今後必要になったら、その時また買えばいいのです。


 以前はWordで作成し、印刷してファイリングしていましたが、外出先で生まれた隙間時間に手軽に読めるように、今のガラケー読みスタイルに落ち着きました。
 荷物も増えないですし、手ぶら通勤族の私としては、読書に代わる時間活用法だと思っています。

 まぁ、そもそもガラケーからスマホに変えれば、違った時間の有効活用法も出てくるとは思いますが・・・。